Tony Joe White/Dangerous

Tony Joe White/Dangerous
1983年 アメリカ
『ロマンティック・スワンプ』

 以前もレビューしているトニー・ジョー・ホワイトのこちらは83年作。
スワンプ一筋だったトニー・ジョー・ホワイトも70年代後半から試行錯誤を開始。
特に本作はAOR、ディスコの要素をスワンプとミックスさせているということで、
面白そうなので聴いてみました。
(一般的には評価が低いアルバムです。)
 
 シンセサイザー、小気味よく刻まれるビート、ストリングス、ピアノ、ホーンと、
なるほど後ろで流れているサウンドはディスコそのもの。
そこに落ち着き払った渋いヴォーカル、ブルース・ハーブが乗るという
不思議な聴き心地。
ですがかつてないロマンティック・スワンプはなかなかに新鮮です。
ただし彼自身の声とブルース・ハーブのミスマッチ感は厳然とあり、
頑固一徹スワンプ一直線だったころと比べてしまうと寂しくなるのも分かります。
ここは好みの問題ですね。
ただ制作に伴いディスコ人脈を全く呼ばずに、このサウンドを完成させているのは凄いこと。
よく聴くと本場のディスコ・サウンドよりももっさりしているのですが、
それがちょうどいい塩梅になっていたりします。

 スティーヴ・コブが書いたタイトル曲、ルビー&ザ・ロマンティックスの代表曲
「Our Day Will Come」以外は全て自作曲で埋められています。
 ブルース、カントリーに於ける早口ソングを、
ディスコ・アレンジで料理した異色な「Swamp Rap」も含め、
曲はバラエティーに富んでいます。
A面をアップテンポ、B面をメロウ、と分けているようで、
B面ではストリングが控えめになり、
透明感あるシンセサイザーと夕暮れを彷彿とさせるメロディアスなギターが
活躍するのがポイント。
トニー・ジョー・ホワイトのヴォーカルもよりジェントリーな語り口へと変化しています。

 行楽の帰り道、高速道路のBGMなんかにいい感じだと思います。

「Our day will come」
(音が絞られているのでヴォリューム注意)


本文でも述べたとおり、ルビー&ザ・ロマンティックスのカバーです。
オリジナルはこちら
オリジナルの爽やかな魅力に比べると、トニー・ジョー・ホワイトのヴァージョンは、
洗練されており、彼の歌声からふくよかな包容力を感じさせます。
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コメント一覧

#532 No title
軽井沢、浅間山を是非訪ねてみてくださいね~!
#533 Re: No title
最近、遠出していないんですよね。

計画立てようかな、と思います。
お金も貯めないとですが・・・

> 軽井沢、浅間山を是非訪ねてみてくださいね~!

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