Zephyr/Zephyr

Zephyr/Zephyr
1969年 アメリカ
『そろそろ暑苦しいやつも消化できる季節かも』

 何の脈絡なのだか、皆目見当が付かないのですが
ゼファーのデビュー作のデラックス・エディションを見つけました。
2014年に突如現れた、レアなグループのデラックス・エディション。しかも3枚組!
ボーナスの2枚にはライヴが入っていました。
ファースト・リリース時の69年のライヴならともかく、何故か73年までも網羅。
サービス満点です。
今日はそんなマニアックなアイテムを紹介したいと思います。

 まずゼファーとは何ぞや。
一般的には、パープルをリッチーから継いだギタリストこと、
トミー・ボーリンがそのキャリアをスタートさせたグループとして知られています。
ソウルフルなギタリストとして知られる彼ですが、その活動のスタート初期(60年代後半)は
世の中の流行に逆らうことなく、
当時人気であったブルース・ハード・ロックのグループに属していたようです。

 改めまして。ゼファーはオルガンと女性ヴォーカル、そしてトミー・ボーリンを擁する5人組。
(from ロサンゼルス)
本作はそのファーストに当たり、最もストレートなハード・ロックをやっているアルバムです。
トミー・ボーリンは既に弾きまくっており、渋いブルース・フレーズをこってりと早弾き。
そしてシャウトが若干くどい女性ヴォーカルもパワフルで申し分なし。
更にオルガン、ブルース・ハーブもアツイ!
もっさり気味のリズム隊の効果もあり、
ブルース・ハード・ロックのとんこつ味といった塩梅のサウンド。
楽曲はツェッペリンの影響を多分に感じさせるもので、
若さゆえの微笑ましいオマージュに溢れています。
豪快なパフォーマンスなので45分ながら心地よい疲労感が襲います。
たまに聴くとやはりかっこいいな、と実感。
しかし。
デラックス・エディションにはあと2枚あるのです。

disc2 The Live Cuts 1969-1973
その名の通り、色々なライヴ音源を集めた編集盤。
よく言えば臨場感重視、悪く言うとブート音質ながら、
ライヴ演奏のパワフルさはアルバム以上で聴きごたえ十分。
半分がインスト・ナンバーとなっており、インプロヴィゼーションで好き勝手やっている
あの時代ならではの空気感はたまりません。

disc3 Live At Tulagi's, Boulder, CO June 19, 1973
表題通り、サード(解散前のラスト作)・リリース後の73年のライヴを収録。
こちらも音質は×。
オルガンの比重が高くなっており、キンキンいっています。
丁寧にファーストだけの曲を収録しているところを見ると・・・・・・
セカンドとサードのデラックスも出す気なのか?
すごいなーーー

「Sail On」





アルバムのオープニング・ナンバー。
スロー・ブルース調でしっとりとした女性ヴォーカルからスタート。
30秒超えたあたりで既にシャウトが始まりだし、オルガンをバックとした堂々たる歌唱。
続いてオルガン・ソロ~ギター・ソロのパートに突入。
イギリスからの影響を存分に受けつつも
とても埃っぽいサウンドなのは彼らがアメリカンだからです。
しかし1曲目から、このダイナミックな展開にはやられます。
7分越えでアルバムへの適性を試すわけですね。
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コメント一覧

#466 No title
こんにちは。
パープルにもさほど詳しくないワタクシですので、自ら検索して聴くことは殆どない、トミー・ボーリン。こうして聴いてみると、意外とOKで驚きました。
確かに女性のシャウト、口説いですね。私にはインストの方が良いかも。
#467 Re: No title
yuccalina様 こんばんは
コメントありがとうございます。

トミー・ボーリン未体験ならば
是非ソロの方にチャレンジしていただきたい。
ファンキーなロックでかっこいいですよ。
パープルとか全然関係なくおすすめです!
「Teaser 』
https://www.youtube.com/watch?v=PTSaRE1vaGM

『Private Eyes』
https://www.youtube.com/watch?v=-0EZJO4umCY
も名盤です。
> こんにちは。
> パープルにもさほど詳しくないワタクシですので、自ら検索して聴くことは殆どない、トミー・ボーリン。こうして聴いてみると、意外とOKで驚きました。
> 確かに女性のシャウト、口説いですね。私にはインストの方が良いかも。
#476 No title
こんばんは。

この時代のハード・ロック・バンドは、ブルーズがベースになっているのはもちろんですが、ゼファーの場合、ジャズからの影響も感じられますね。

ゼファーといえば、トミー・ボーリンが有名ですが、トミーが脱退した後の後任のギタリスト、ジョック・バートリーは、後にフライング・ブリトー・ブラザーズのリック・ロバーツ等とファイアフォールを結成しています。
#478 Re: No title
Macchi様 こんばんは
コメントありがとうございます。

ゼファーはフライング・ブリトーともつながっていたのですね。
サードはあんまり聴いてないんですよね。
これを機に聴き返してみます。



> こんばんは。
>
> この時代のハード・ロック・バンドは、ブルーズがベースになっているのはもちろんですが、ゼファーの場合、ジャズからの影響も感じられますね。
>
> ゼファーといえば、トミー・ボーリンが有名ですが、トミーが脱退した後の後任のギタリスト、ジョック・バートリーは、後にフライング・ブリトー・ブラザーズのリック・ロバーツ等とファイアフォールを結成しています。

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