Los Hermanos/On Another Level

Los Hermanos/On Another Level
2004年 アメリカ
『お手本のようなデトロイト・テクノ』

 テクノの流行は早く、そのスタイルも日々移ろっていくものだと勝手に思っていたのですが、
90年代に隆盛を誇ったデトロイト・テクノ(wiki)というジャンルは根強く生き残っているようです。
自分がイメージするデトロイト・テクノは
すっきり整理された冷ややかな音色、一定に保たれた16ビート、分かりやすいメロディー、
という感じで、よく言われるようにクラフトワークの影響を多分に感じさせるもの。
爽やかに刻まれるビートが心地よい音楽だと思います。

 今日ご紹介するアルバムは、デトロイト・テクノを代表するDJとして活躍していた
ジェラルド・ミッチェルとDJローランドが組んだユニットが、2005年に発表したもの。
黄金時代を形作った人たちが10年後に協力してデトロイト・テクノに挑んだ、
みたいな時点で後ろ向きだし、堅実すぎる気もしますが、
こういう風潮もリミックスなどの微調整が盛んなテクノならではの文化なのかもしれません。
何はともあれデトロイト・テクノ2000年代の名盤として、誉れ高い一枚です。

 日本盤の説明文にはファンク、ジャズの要素も内包したエレクトリック・ソウル、
と書いてありますが自分が聴いた限り、そういった印象は皆無。
ビートがダンサフルなことは認めますが、これは純然たるテクノでしょう。
小気味よく刻まれたビート音、
浮遊するシンセサイザーが奏でるちょっとエキゾチックなメロディー
(やはりクラフトワーク由来なのでしょうか)、
が全編で共通する要素。
やはりメロディーがくっきりしたテクノは安心して楽しめます。
お手本のようなデトロイト・テクノ。
ちょっと同傾向の楽曲が並びすぎる、
とおもったところもありますが概ね、心地よく浴びることが出来ました。

「The very existence 」


 何故か、マクドナルドでのダンス・シーンがフューチャーされています。
ミスマッチでありながら異様な雰囲気になっています。
それにしてもこのピエロ、久しぶりに見たら結構怖い。

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