Mose Allison/Swingin' Machine

Mose Allison/Swingin' Machine
1962年 アメリカ
『身軽なジャズ・プレイヤー、ハードバップな62年作』

 ジョージー・フェイムが多大な影響を受けたピアニスト、モーズ・アリソン。
なんて書いてますが、自分も「じゃあ聴いておくか」
と1stと2ndの2in1でお茶を濁した程度しか知識はありません。

 本作は13枚目のアルバムで、日本初CD化として去年再発されたもの。
パーソナルは以下。

Mose Allison piano,vocals
Frankie Dunlop  drum
Addison Farmer bass
Jimmy Knepper Guest, Trombone
Jimmy Reider Sax (Tenor)

 自分が持っていた初期の作品はブルース色が濃く、ハードボイルドな世界観が特徴でしたが、
本作を含む60年代のアトランティック在籍期では、
よりまろやかで洒脱な雰囲気が特徴となっています。
多くのロック・ミュージシャンを惹きつけた要因となっている、
ブルース、ソウル、ジャズの垣根を取っ払った、柔軟なアプローチは本作でももちろん健在。
派手さはないものの跳ねるようなピアノの早弾き、
とぼけた味のあるヴォーカル、といった彼のパフォーマンスも存分に楽しめます。
ダイアナ・クラールがカヴァーした、
スロー・ナンバー「Stop This World」が目玉とされており、
流行のハードバップを取り入れつつ、
モーズ・アリソンらしい軽やかな演奏が楽しめるアルバムです。

 のどかでありながらお祭りのようなワクワク感は持続させる。
そんな、スター・プレーヤー達の名盤とは異なる親しみやすさが、
モーズ・アリソンの音楽にはあります。

息の長い音楽活動をされているようで、
2010年にもアルバムを発表。
(近年は来日公演が体調不良で中止になるなど、調子が芳しくない様子)
近作も機会があれば聴いてみたいと思います。

「I Ain't Got Nothing But The Blues」


アルバム後半に入っているスロー・ブルース。
穏やかに語るヴォーカル・パートから、
涼やかな旋律を奏でるピアノ・ソロ・パートへと、
変貌していく2分台はかっこいい。

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コメント一覧

#370 No title
こんばんは。

僕もこの人についてはあまり詳しくないのですが、
「ヤングマン・ブルース」をTHE WHOがカヴァーしたので
ロックファンには有名ですね。
#371 No title
GAOHEWGII様、こんにちは。

おぉ、奇遇にも記事でMose Allisonがかぶりましたね!
本当に面白いアーティストです。GAOHEWGIIさんの言う
「洒脱」という表現がピッタリ。

来日が中止になっていたとは知りませんでした。
(自分の記事を訂正させていただきました)
#372 Re: No title
バニーマン様 こんばんは

> 「ヤングマン・ブルース」をTHE WHOがカヴァーしたので
えっ?そうでしたっけ?
うーむ、そんなナイス豆知識は忘却しておりました。
それは確かにロック・ファンが親しみを持つわけですね。
コメントありがとうございます!

> こんばんは。
>
> 僕もこの人についてはあまり詳しくないのですが、
> 「ヤングマン・ブルース」をTHE WHOがカヴァーしたので
> ロックファンには有名ですね。
#373 Re: No title
ハリー様 こんばんは

コメントありがとうございます。
かぶっていたとはうれしい驚きです。
またブログ、お邪魔させていただきます。

来日中止に関してはもう一度自分で調べてみました。

確かに2010年の来日が中止になったようです・・・が、

2012年に再び来日して無事公演をこなしていました。
・・・・・・んー、自分の調査不足でした。ごめんなさい。

>
> おぉ、奇遇にも記事でMose Allisonがかぶりましたね!
> 本当に面白いアーティストです。GAOHEWGIIさんの言う
> 「洒脱」という表現がピッタリ。
>
> 来日が中止になっていたとは知りませんでした。
> (自分の記事を訂正させていただきました)

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