O.S.T./God Help the Girl

O.S.T./God Help the Girl
2014年9月 イギリス
『60年代ガールズ・サウンドへのロマンがたっぷり』

 「まるでフレンチ・ポップスとモータウンを混ぜ合わせたような
女性ヴォーカル・グループじゃないか、素晴らしい」という訳で早速購入したところ、
それはガールズ・グループのアルバムなどではなく、映画のサントラでした。・・・・・・???

 2009年のこと。
ベル・アンド・セバスチャンのメンバー、スチュワート・マードックは
グラスゴーの女性達をテーマとしたソロ作『God Help the Girl』を発表。
このアルバムは上記のごとく、モータウンをリスペクトしたガールズ・サウンドを踏襲、
全編で女性ヴォーカリストを起用したものとなっていました。

 そして2014年。アルバム『God Help the Girl』のコンセプトを生かした映画が制作され、
そのサントラとしてリリースされたのが本作というわけです。
なるほど、新人にしてはやたらこなれていると思ったら(本当か?)そういうわけでしたか。
god-help-tumblr.jpg

 サントラは、この映画の為に用意された書き下ろしが3曲ある他、
『God Help the Girl』収録曲のリメイク、
ベル・アンド・セバスチャンの代表曲「Dress Up in You」の映画ヴァージョン、
そして映画の挿入テーマといった内容となっています。

 まずマイナスポイントから書いてしまいますと、
本作には映画で使われたと思われるセリフをふんだんに使った語りが
そこかしこに仕込まれています。これが映画を観ていないと(当然ながら)チンプンカンプン。
普通に音楽を楽しむ際にも邪魔です。もちろん映画に思い入れがある場合、
追憶をフォローする役割を担っているのでしょう。

 セリフがたびたび入る仕様には閉口しながらも、
内容は2009年のソロ作(未聴)と同様に、50~60年代を彷彿とさせる、
ガールズ・サウンドの世界観が楽しめるもの。
スチュワート・マードックによる、哀愁味、切なさが詰まったメロディーは素晴らしく、
映画曲ならではのロマンティック且つドラマティックな側面が強調されたアレンジが、
聴き手を盛り上げてくれます。

 ベル・アンド・セバスチャンに関しては、何年かに一度思い出したころに聴く、
くらいの付き合いでしたが、改めてそのイギリスらしい暗い叙情に魅せられました。
(ソロですが)

「God Help the Girl」trailer

 映画主題歌。2009年ソロ作のタイトル曲を主演女優、
エミリー・ブローイングのヴォーカルで取り直したヴァージョン。
聴き比べてみるとハスキーなヴォーカルを起用した
2009年の方がよりレトロな感覚を大事にしている印象。
一方でこちらは、溌剌として力強いヴォーカルで、きゃぴきゃぴしています。
これは2009年のソロもチェックしないとダメですね。
もちろん映画も機会があれば観たい。(本音は無理目だと思っています)

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