R.D. ウィングフィールド/フロスト気質

R.D. ウィングフィールド/フロスト気質
1995年 イギリス
(上下合わせて909p) 芹澤恵訳

 フロスト警部シリーズの4、5巻にあたる2冊で
日本では作者の一周忌となる2008年に刊行されていたみたいです。
去年出た「冬のフロスト」が6,7巻、そしてまだ訳されていない遺作「A Killing Frost」。
これを読んでしまったら残り三冊か。大事に読んでいかねば。

 というわけで、今回も面白かったです。
前作の感想で主だったところは書いてしまっていますが、
訳者の手腕含め、今回も期待通りの仕上がり。

 解説にもあったようにフロスト警部の性格も随分まともになっており、
そこは少し物足りなくもあり。
しかし、その反動で、上司とライバルの同僚の言動がより理不尽に感じるので、
まぁプラスマイナスゼロでしょう。

 上下巻になった分、「推理を失敗しながら深層に近づく」スタイルに慣れたせいか、
「どうせ、この推理もスカだろう」とスレてしまった自分に気づきつつも
上巻では水戸黄門的な安定感で楽しめました。
そして、下巻に入ってからは早々に犯人も絞られて緊迫する展開になり、
(ラストの描写があっさりしすぎでもったいないかな、とも思いましたが)
一気に読ませます。

また少し間を置いて次巻を読みたいです。
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