Blues Pills/Blues Pills

Blues Pills/Blues Pills
2014年7月 スウェーデン
『かっこいいバンドとはこういうことだ。』

錆び付いていたメタル・ハートも、徐々に活性化しつつある今日この頃。
遂にご無沙汰だったニュークリア・ブラスト・レーベルの新譜と対峙することになりました。
そう。ファンの方々にはお馴染みである、大手のメタル専門レーベルですね。

今回発見したブツですが、まずジャケが素晴らしい。
bluespills.jpg

どうですか、
この68年の英アンダーグラウンド・シーンでのライヴ告知ポスターの如き、
サイケデリック感は!(トラフィックのライヴ告知ぢゃあありません)
聴く前からこちらのハードルを上げてくれます。

 さて今日、ご紹介するグループはブルーズ・ピルズ。
スウェーデン、オレボロを本拠地として活動している
女性ヴォーカルを要するブルース・ハード・ロック・バンドです。
Youtubeでの自演動画などを通じて知り合い結成されたとのことで、
メンバーが、スウェーデン、アメリカ、フランスという
多国籍で構成されているインターナショナルなグループ。
2011年に結成されており、本作はデビュー・アルバムとなります。
グループ・ショットも凛々しい女性ヴォーカルを始め、颯爽たる佇まいで文句なしのかっこよさ。

BluesPills-620x350.jpg

個人的にはルネッサンスにも引けを取らないレベルだと思います。これは更に期待度アップ。

 そして、やってきましたリスニング・タイム。
70年代英ハード・ロックの流れを汲む音楽性は、正しくこちらの期待通り。
女性ヴォーカルを軸に据えたハイ・テンポなブルース・ハード・ロック・ナンバーが続いており、
疾走感、メロディー、パワー、全てが備わったあの音が
現代的なダイナミックなサウンドによって鳴らされています。
レッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、初期オジー、初期ジューダス・プリースト、
トライブ・オブ・ジプシーズ、ホワイトスネイク(渡米前)辺りが好きな方には
ストライクな音でしょう。
また、純粋な英HRグループとは異なるヨーロッパ圏ならではの
ダークさを纏っているのも特徴の一つ。

 とは言え、楽曲全体の質としては曲のキャッチーさ、インパクトがもう一つ欲しいところ。
しかしそれも、デビュー作ということを考えれば出来過ぎ。
むしろ将来の成長への楽しみとしたいところです。

 次にバンド・アンサンブルに関して。
まず、女性ヴォーカル、エリン・ラーソンの存在感が際立っています。
ジャニス的酒やけ要素とゲディー・リー(←男だけど)的ハキハキ要素が同居した歌声が素敵。
彼女がパワフルなパフォーマンスで、バンドをぐいぐいと牽引しています。
そしてギターも素晴らしい。
切れ味鋭いリフ、派手さは無いものの流れるようなブルージーなフレーズが炸裂するソロ、
共にカッコよし。
ビートをインパクト強くシャープに打ち付けるリズム隊もナイス。
21世紀の録音技術によるクリアーさを差し引いても一級の技量を感じさせる、アンサンブル。
新しい要素などは皆無ですが、こんなグループが今どこかでライヴをやっているかもしれない、
と思うとワクワクが止まりません。

 一応クリップも何曲かあるのですが(参考→「High Class Woman」)、
ライヴ映像の方が真価がわかると思いますのでそちらをどうぞ。

Blues Pills - Rock Hard Festival 2014
(ヴォリュームが絞られているので音量注意!)


 ロック・ハード・フェスティバルというのは知らなかったのですが、
今年は彼らの他にカーカス、アナイアレイター、モンマグ(モンスター・マグネットのこと)、
オビチュアリーといったメンツが参加している様です。
(2014年なのにフレッシュさが欠けるメンツで心配。)

 それはともかく、どうですか、この圧巻のパフォーマンスは!
タイトな黒い衣装に身を包んだ熱唱。エリン・ラーソンはやはり、抜群にステージ映えします。
そしてエリンのおかげで影は薄いですが、バンド・アンサンブルも安定感抜群。

 さすがにここまでの逸材ならば国内盤も当然出ます。ただし9月発売とのこと。
歌詞対訳は欲しいけれども、君は我慢できるのか?僕は出来ない!
輸入盤はDVD付き限定盤と、レコード、CDの三種が流通しています。
ライヴ映像がかっこよかったのでDVD付き(ライヴ映像中心みたいです)も
選択肢としてはアリですね。

※更新前にもう一度確認したところ、エクスパンデッド・エディションという2cdヴァージョンも出たようです。
こちらはアルバム未収録曲(スタジオ音源)がdisc2に追加されています。
これは売れているってことだろうか。期待大!

 来日公演にも期待!
 
もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ スウェーデンロック

トラックバック一覧

コメント一覧

#299 No title
こんばんは。
ハードロックはそれほど得意じゃないんですが、ジャケットのイラストに惹かれて動画見ました。
舞台セットのイラストもカッコイイですね。昔はサイケとブルーズって余り結び付かなかったものですが、ビートクラブで昔のドクタージョンとか、マーシャ・ハントなぞを見ながら、謎が解けてきました。
Blues Pills、日本上陸が楽しみですね。
#301 Re: No title
yuccalina様 こんばんは

コメントありがとうございます。
そうなんですよね、ジャケットが英ロックファンの好奇心を刺激しますよね。

このグループはハードロックというより、その前のブルースロックという感じなので
いけるかと思います。

あの時代は何にでもサイケな文化が持ち込まれていたようです。

舞台セットのイラストは見逃していたのでもう一度チェックせねば。

このバンドはライヴが凄そうですからやっぱり来日ですね。


> こんばんは。
> ハードロックはそれほど得意じゃないんですが、ジャケットのイラストに惹かれて動画見ました。
> 舞台セットのイラストもカッコイイですね。昔はサイケとブルーズって余り結び付かなかったものですが、ビートクラブで昔のドクタージョンとか、マーシャ・ハントなぞを見ながら、謎が解けてきました。
> Blues Pills、日本上陸が楽しみですね。

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する