ARRIVAL/Arrival

ARRIVAL/Arrival
1970年 イギリス
『はじめから真面目にR&Bやろうなんて思っていないぜ』


 ココモの前身として英ロック・マニアに知られるアライバル。
ずっと聴いてみたいと思っていたのですが、2012年にRPMよりCD化されていた模様。
彼らが残した2枚のアルバムに当時のシングル曲を加えた
「Complete Recording」と銘打たれた2in2でのリリース。
まぁ、聴けるだけありがたいです。
やはり、長年聴けなかった未CD化音源に触れるのはワクワクするもの。

 今回は比較的有名であろう、デッカからリリースされたファーストを紹介します。

 7人編成のグループとなっているアライバル。
ヴォーカル&キーボード、男性ヴォーカル2、女性ヴォーカル2、ベース、ドラム
というメンバー構成が特徴的。(クレジットにはありませんがギター、フルートもあり)
5名のヴォーカルによるコーラスがひとつの武器となっています。
アメリカ憧憬はたっぷりでR&B/SOUL要素もあるのですが、
モータウンのようにはなっていません。
2曲目で「Light My Fire」をやっているというもありますが、
例えるならヤングブラッズやママス&パパスのような
どちらかと言うとシスコ・サイケの如き、大らかな連帯を感じさせるサウンドです。
また、メンバー・クレジットには含まれていないのですが、
フルートが活躍しておりプログレッシヴ・ロックを取り込んでいるのもポイント。
あまりガイド本などにも載らないグループなのですが、ココモの前身ということで
事前に賑やかでファンキーなサウンドをイメージしていました。
ところが、実情はコーラス濃厚なR&Bサウンドにサイケとプログレ要素をぶち込んだ
ややこしい音楽で驚きました。
考えてみれば当たり前ですが、あんな洗練されたおしゃれサウンドはどこにもありません。

 長きに渡りCD化すらされなかっただけあり、飛びぬけた名曲はありません。
(前述のドアーズやテリーリードなどカバー曲はあり)
しかし、この時代の英ロック・グループならではの個性の確率への足掻きが全編から
感じ取れるサウンドは英ロック・マニアの大好物。
是非、同志には一度聴いていただきたいアルバムです。

こうなると俄然、セカンドも楽しみになってきました。そちらはまた後日。

「No Good Advice 」 


アナログ盤からの再生音源らしく、音が籠っている上、
ヴォリュームも絞られており、質は悪いです。
トップ・オブ・ポップスの「Friends」(テリー・リードのカバー)ライヴ映像とかもあったのですが、
こちらの方が個性がよく分かると思って選曲しました。
どうしようもなくイギリスな感じのR&Bサウンドが新鮮に聞こえると思います。

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