Chatham County Line/Tightrope

Chatham County Line/Tightrope
2014年5月 アメリカ
『キーボードが隠し味、ロック要素強めの
新世代(おっさん)ブルーグラス・ミュージック』


 アメリカ南部にてスコットランド移民が広めた伝承歌が発展して生まれた音楽、ブルーグラス。
フィドル、マンドリン、ギターなどによって紡がれる、その音楽は、
フォーク、カントリーと同様に温かみのあるものです。
本日はそんな伝統音楽をやっている若手グループ
(といいつつ、完全におっさんですが)の新作をご紹介。

 チャタム・カントリー・ラインは、4人組グループ。
前身グループ、スティルハウスのメンバーが中心になって1999年に誕生しました。
出身はノースカロライナ州ローリー。今まで6枚のアルバムを発表しており本作は7枚目。
カントリー・チャートで最高3位を記録したそうです。そろそろベテラン・グループですね。
chathamcountylinemonroe.jpg
※注:アメリカのグループです。

 メンバー構成はヴォーカル&ギター、バンジョー、
ベース兼ペダル・スティール兼キーボード担当、フィドル兼マンドリン担当という布陣。
特に哀愁味を加えるペダル・スティールと、
時にジャジーなフレーズで楽曲に鮮やかさを加えるキーボードがサウンドの要となっています。

 彼らの楽曲はブルーグラスの伝統を受け継ぎつつもロックに接近した、
親しみやすさを持っています。
和気あいあいとした雰囲気や哀愁味はそのままに、
ポップな味付けがされており、渋みは控えめ。
ブルーグラス初心者にもおすすめできるグループです。
それもこれも、ほとんどの曲を単独で書き上げている、リーダー(でありギター&
ヴォーカルを担当している)デイヴ・ウィルソンの作曲能力の高さがあればこそ。
例えるなら、ビートルズの「I Saw Her Standing There
を海沿いのバンドらしく大らかにやっている感じ。(これはタイトル曲でそう感じました。)

 髭面メンバー二人を含む、おっさんグループなので
ビジュアル的に日本で受ける要素はゼロ。
せめてアコースティック音楽の新譜を多めに紹介している
当ブログの常連の皆さんには一度聴いてもらいたい、そんないい音楽です。

「Any Port in a Storm」


本文中ではビートルズを例に出しましたが、
この曲はどことなくザ・フーの「I’m Free」を彷彿とさせるメロディーです。
どうやら英国グループがトラッドやロックンロールなど、
土着の音楽へ回帰した時の雰囲気と共通する魅力を彼らが持っていると言えそうです。
楽曲についてですが、サビでのフィドルの伴奏が鮮やかな一方で、
ピアノが自由に跳ねているのが印象的。
彼らの魅力が分かりやすく伝わる曲だと思います。

日本では、cdこそ無いもののレコードが流通しています。
ダウンロードもあり。
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トラックバック一覧

コメント一覧

#270 No title
GAOHEWGⅡさん、こんにちは。
いいですね、おっさんグループ。
フィドルやバンジョーが落ち着きます。
#271 No title
goldenblue様 こんばんは
コメントありがとうございます。

 アルバムには軽いロックンロール・ナンバーもありますが
だいたい、こんな感じでのんびりしています。

イギリスからの影響もそこはかとなく感じさせますが
このおおらかな感じはアメリカならではのもの。

余裕が感じられて、平和そうなグループですよね。

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