スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
関連するタグ

Polly And The Billets Doux/Money Tree

Polly And The Billets Doux/Money Tree
2014年5月 イギリス
『ブラック・フィーリングが決め手!
強力な姉御ヴォーカルが率いる英フォーク・グループ』


 本日はダークでアンニュイなフォーク・グループをご紹介。
だる〜い空気感は真夏には向かないけれども、
梅雨時の今にジャストフィットするBGMになるはず。

 ポリー・アンド・ザ・ビレッツ・ダックスは、
ブリストルとウィンチェスター出身のメンバーが集まって結成された4人編成のグループ。
デビューは2009年の『Head of Steam EP』、
アルバムを1枚リリースしており、本作はセカンドとなります。
また、これまでグラストンバリー・フェスティバル
シークレット・ガーデン・パーティ(凄いイギリスっぽい名前のフェスですね)
などに参加してきた実績があるそうです。
PBD2.jpg


 彼らは英国出身ながらアメリカ憧憬が強いグループで、
カントリー、ブルースやロックンロールの影響を強く受けています。
伸びやかな音色で残響もまろやかなギター(ソロではうねり上げるブルース・ギターを披露)、
ダブル・ベースを含むどっしりとしたリズム隊によるアンサンブルは
、隙間を広く開けた大らかで柔らかいもの。正しくアメリカーナの空気感があります。
しかしながら、同時にうらぶれた雰囲気が全編から溢れており、
英トラッド本来の暗さも失っていないところはさすがイギリスのグループ。
基本的にはバンド演奏のみですが、一部楽曲でオルガンが入っています。

 そして彼らの個性を決定づけているのは看板女性ヴォーカル、ポリー・ペリーの存在。
母性を感じさせるふくよかな声量と、少ししゃがれた渋い歌声は魅力的で、
若手とは思えない貫禄を感じさせるもの。
ティナ・ターナーをトラッド・ベースで育てたら、こんな感じになるのでは、と思いました。
ここまでドスの効いたトラッド系の女性ヴォーカルは希少であり、
なかなかの姉御ヴォーカルと言えましょう。

 楽曲は50年代のボードヴィル・ミュージックからロックン・ロール、カントリー、等の
アメリカ音楽を英トラッドのフィルターを通して再現したもの。
伝統に則った楽曲群は地味渋な味わいながら、
サビのメロディーなどには気を使っているのがポイント。聴きやすいです。
また多くの曲でムーディーなダンス・ビートを刻んでいることも彼らの特徴の一つ。
これによって不思議な浮遊感が生まれています。

 これら要素が組み合わさることで冒頭でも触れた、
彼ら独特のダークでアンニュイなフォーク・サウンドを表現しています。
この持ち味は、当ブログが去年のベストに推しているイギリスのフォーク・シンガー、
ピート・ロウに通じるものだと思います。

「Money Tree」


(あんまりお金は掛かっていなさそうですが)
動画を見るとルックス面でのインパクトも伝わると思います。
大きな花飾りを付けたポリー・ペリーが、ステップを踏みながら歌う姿は鮮烈。
シックでムーディーな雰囲気のミドル・チューンで、
3分台のブルージーなギター・ソロを挟むと後半はグッと熱気を帯びていきます。
ポリーの強靭な喉も素晴らしい。
ちなみにアルバムには未収録ながらジャム要素が強い「朝日が当たる家」のカバーも、
面白い解釈で聴く価値あり。お時間がありましたら是非。

もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ イギリスフォーク

トラックバック一覧

コメント一覧

#264 No title
GAOHEWGIさん こんばんわ

これ良いですね!
抑えた演奏からのギターソロのラインもツボです
ボーカルさんの佇まいも素敵。カッコイイですね。
#265 Re: No title
サム様 こんばんは

ギター・ソロいいですよね。
なかなか素敵なレトロ音楽です。


> GAOHEWGIさん こんばんわ
>
> これ良いですね!
> 抑えた演奏からのギターソロのラインもツボです
> ボーカルさんの佇まいも素敵。カッコイイですね。

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。