Sky Pilots/Sky Pilots

Sky Pilots/Sky Pilots
2014年4月 オランダ
『久しぶりに本気で応援したいロック・バンド』

 年を取って来たせいか、ロック・バンドの新人に反応することも少なくなってきた今日この頃。
久しぶりにレーダーに引っかかったグループを発見。さっそく紹介したいと思います。
現在はオランダの新人グループでしかない彼ら。
少ないオランダ語記事から何とか得た情報を含めて、ご覧ください。

pilots.jpg

 本作はオランダ、アムステルダム出身の鍵盤兼ヴォーカルを含む
4人組グループによるデビュー作。
バンド名は一見普通っぽいが、
エリック・バードン&アニマルズの曲「Sky Pilots」から取ったとのこと。
通常、アニマルズと言えばアラン・プライス在籍期の初期を指す
(代表曲:朝日があたる家)ものですが、
彼らはマニアックにもサイケデリック・ロック期である
60年代後期の方をリスペクトしている様です。
しかもそれを堂々とバンド名の由来として語るとは・・・・・・頼もしい!
そのポテンシャルはステレオフォニックスやホワイトストライプスなど、
数多の名グループが在籍していたレーベル、V2レコードからデビューすることからも、
うかがい知ることができます。
ちなみにレコーディングはフリースラント(オランダ北海沿岸)の廃屋で行われました。

 音楽性はバンド名の由来に偽りなく、サイケデリック・ロックをやっています。
サイケ期ビートルズから派生した甘くカラフルなメロディーと、
時に疾走する暗くブルージーなビート。
この二つを特徴としており、
シリアス且つスマートにまとまったロックを鳴らしています。
既に新人離れした存在感を感じさせます。
また、ブリティッシュ・ロックに影響を受けているだけに、
サウンドに叙情味をたたえているのもポイント。

 クールな佇まいのヴォーカル、ブルージーなギター、くすんだ音色のオルガン。
それらを中心としたアンサンブルはとてもルーズでうねっており、
サイケデリック・ロックならではの味わいを持っています。
また時折入るコーラスも、幻想サイケ風味。

 楽曲はビートルズやピンク・フロイドなど影響元を色々とたどれる作風ながら、
自分たちのものにしようという試行錯誤が見られます。
ロック・ファンは所謂トランスワールド・ビート(辺境ビート)と同じ楽しみ方が出来るでしょう。
今年はサイケ・ビート系ではテンプルズのアルバム・デビューが注目を浴びていますが、
本作もそれに負けないクオリティーを持っています。

「Only When It Rains」


先行シングル曲。
ローリング・ストーンズを彷彿とさせる(途中で入るジャララジャララジャララン、のギターとか、
だるーいコーラスとか)ブルージーな曲。白黒だと渋さが一層際立ちます。
今、初めてYOUTUBE動画を見たのですが、ヴォーカルはなかなかの強面ですね。
ビビりました。股の間からドラマーこんにちは、という構図なのですが、これはなかなか新鮮。
無念ながら現在はダウンロード販売のみです。



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