LED ZEPPELIN/Led Zeppelin (2014 remaster)

LED ZEPPELIN/Led Zeppelin
1969年 イギリス
『野蛮さ減退するも、臨場感アップ』

 プロフィールなどで全く音楽嗜好について明らかにしておりませんが、
実はレッド・ツェッペリンが一番好きです。
小学生にしてお年玉を全タイトル・ボックス・セットにつぎ込み、
毎日聴き倒したくらいに好きです。
そんな、大好きなツェッペリンのアルバムが新規でリマスターされました。
個人的には旧来のリマスターも悪い音という印象は無かったのですが、
紙ジャケ再発を頻発していた上で、音源をずーっと同じもので使いまわしていたのには
内心辟易としておりました。
その点、同じように紙ジャケ再発を繰り返していながら
ポツポツと新規でリマスターされていたクィーンは偉かった。
(まぁ、コレクターの方は大変だったのかもしれませんが)

 そんな2014リマスター。完全未発表音源が付いてくることが目玉であり、3種類出るみたいです。
松、竹、梅ですね。コレクター魂を刺激する松もいいですが、ここはやはり竹一択。
各アルバムは未発表音源ディスク付きのデラックス・エディションで揃えることにします。
それではさっそくファースト・アルバムから。
 
 第1期ジェフ・ベック・グループに触発されたブルース・ハード・ロックをやっており、
曲はほとんどがトラッド、ブルースなどからの模倣。
若さ弾ける荒々しいパフォーマンスが30時間という突貫レコーディングでパッケージされており、
野蛮性こそが持ち味のアルバムです。

 ジミー・ペイジの創作能力は未だ開花していないものの、
メンバーのパフォーマンスは既にピークを迎えており
個人的には最高傑作として推したいです。
若いグループならではの破天荒さが詰まっています。

 旧来のリマスターは、
「取り敢えずレンジを大きくするのがリマスターだ」という90年代の風潮が反映されており、
とにかく音がデカかった印象。中心はギターとドラム。
正しく本作のコンセプトにぴったりで、
特にジョン・ボーナムの存在感が際立つサウンドに仕上がっていました。

 さて2014リマスターですが、各楽器に包み込まれているような聴き心地へと変化。
臨場感が増したことは確かです。全体的に角が取れてまろやかなサウンドになっており、
ヘヴィネスよりもグルーヴに重点を置いたミックスがされていると感じました。
完成度が高くなったことは間違いなく、ハード・ロック・ファン以外にアピールしたい、
という意図も伺えてくる出来栄え。
とにかく音が綺麗。
リマスターによって鮮度が一新されており、
再び興奮して本編を聴くことが出来たのは喜びです。

 洗練されているのは間違いありませんが、荒々しさという面では旧来のヴァージョンに軍配か。
加えて、30時間という短いレコーディング期間ならではの荒削りな魅力も減退。
旧ヴァージョンに比べると、ロバート・プラントの青筋の本数が減っている気がします。
(個人的な感想=妄想です。)

 ボーナスはアルバム発表と同年である、69年のパリ・ライヴ。
72分収録されています。
汗迸るインプロヴィゼーションもたっぷり入っており、
白熱のパフォーマンスが堪能出来る仕上がり。
正直なところ、(西新宿でブツを買っていたこともあり)新鮮な驚きはありませんでした。
ライヴに関してはあのDVDが凄すぎたので映像が無いと物足りなさを感じます。
しかしながら新規でオフィシャル・ライヴ音源が出た、ということだけでおまけとしては十分でしょう。

「Led Zeppelin Live in Paris 1969 FULL Concert」


ボーナス・ディスクである10月パリ公演のフル音源です。
今まで出回っていた音源ですが、オフィシャルとほぼ同等の内容。
38分ごろのアラビアンなジミー・ペイジのソロがかっこいい!
もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ イギリスHR/HM

トラックバック一覧

コメント一覧

#258 No title
GAOHEWGII様、こんにちは。

>再び興奮して本編を聴くことが出来たのは喜び

うーん、そそられるなぁ。自分もアナログ~初期CD~90年リマスター~紙ジャケボックスとまんまと買わされてきましたので、今回は(今までのところ)見送っています。でもリマスタリングの効果はもちろん、ボーナス・ディスクでやられてしまいそうです。アウトテイクはさんざんブートで聴き倒したので興味はイマイチですが、何と言ってもⅢに大好きな「Jennings Farm Blues」が収録されてしまいましたので…。相変わらずジミー先生は商売がお上手…。
#259 Re: No title
ハリー様 こんにちは
コメントありがとうございます。

自分よりも買いなおし回数多そうですね。
わかりやすく音が変わっており、
「きれいになった」という点に関しては間違いありません。
しばらくすれば、またワーナーがフォーエバー・ヤングなどの廉価盤企画に組み込んでくれると思うので、
そこまで待つのも手かと思います。
自分は「Jennings Farm Blues」は初対面だったので新鮮でしたが
ブートをある程度集めている方々には、あんまり新鮮でないのも道理ですね。
確かにコーダに追加収録せずにバラで・・・という手段には商売上手と言わざるを得ません。


> GAOHEWGII様、こんにちは。
>
> >再び興奮して本編を聴くことが出来たのは喜び
>
> うーん、そそられるなぁ。自分もアナログ~初期CD~90年リマスター~紙ジャケボックスとまんまと買わされてきましたので、今回は(今までのところ)見送っています。でもリマスタリングの効果はもちろん、ボーナス・ディスクでやられてしまいそうです。アウトテイクはさんざんブートで聴き倒したので興味はイマイチですが、何と言ってもⅢに大好きな「Jennings Farm Blues」が収録されてしまいましたので…。相変わらずジミー先生は商売がお上手…。
#260 No title
わんわんわんも「あのDVD」持ってます!
#261 Re: No title
わんわんわん様 こんばんは
コメントありがとうございます。

あれは正しくロック・ファン必携ですよね。
自分は音楽映像モノはほとんど手元に残していないのですが、あれは例外です。

> わんわんわんも「あのDVD」持ってます!

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する