David T. Walker/Press On

David T. Walker/Press On
1973年 アメリカ
『夏に見つかった。行方不明だったファンキーメロウ名作』

 時にワイルドに。時にメロウに。
本日は、カッティング・ギターが冴え渡る、デヴィッド・T・ウォーカーのアルバムをご紹介。
夏の盛りに、爽やかなギターインストが涼を運んでくれることでしょう。

 デヴィッド・T・ウォーカーはモータウンでの活躍で知られる名セッション・ギタリスト。
西海岸のソウル、ロック、SSW作に於いて大きなる貢献を果たした人物です。

 偉人レベルと言ってもいい方ですが、
2006年に全盛期と呼べるode時代のアルバム3枚が日本で世界初となるCD化がされるまで、
あまり話題になりませんでした。
キャロル・キングで知られるodeレーベルは、権利関係で再発が難しいらしく、
今日まで2006年以降再びCD化されることはありません。
(ほんのりプレミア価格でゲット出来ます)

 自分も2006年に3枚を購入。初めてその素晴らしさに触れることが出来ました。感謝。
しかししばらく経つと聴かなくなりました。
実は知らない間に実家のCD棚の背面に落ちてしまい(他、計10枚ほど)、
以降引越しなどを経て長きに渡る行方不明期間となってしまったのです。
「今日はデヴィッド・T・ウォーカーでも聴くかな。あれ、無いなぁ・・・・・・」
そんな感じで忘れ去っていた訳ですが、この度某所から8年振りに救出。
ジャケの埃を払ってさっそく聴いている次第です。

 本作はodeレーベルでの2作目、通算5枚目のアルバムです。
最初に触れたように、柔と剛のバランスが絶妙で、表情豊かなギターが楽しめる内容。
オリジナルは1曲のみで他は全てカバー曲で埋められており、
オープニングのアイズレー・ブラザーズ「Work To Do」から
キャロル・キング「Brother Brother」、デルフォニックス「Didn't I Blow Your Mind」、
スティーヴィー・ワンダー「Superstition」(迷信)などを収録。
60〜70年代ソウルを聴いていれば外さないラインナップでしょう。
ヴォーカル・パートのメロディーを、そのままエモーショナルにギターで歌っており
その鮮やかな音色に耳は釘付け。

 いつか廉価盤で再発されたら素敵だと思います。

「With a Little Help from My Friends」


ご存知ビートルズ・ナンバーですが、
ここではジョー・コッカーのヴァージョンを下敷きにしたソウルフルな仕上がり。
2分過ぎからは、ジャム・セッションとなりワクワク・ファンキー・タイムがスタートします。
彼のカッティング・ギターはもちろん、ブイブイのサックス、
リズム・セクションが一体となったコシのあるグルーヴが溜まりません。

思い出したかのようにフレーズを紡ぐ6分台のサックス・ソロはお茶目。
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コメント一覧

#305 No title
はー素晴らしい!
デビッド・T・ウォーカーはわんわんわんの敬愛するギタリストの一人です。音色を聴いただけで泣けてくる数少ないギタリストです。

ソロやカッティングはもちろんのこと些細なオブリガートまでがものすごく繊細なタッチで、実に丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
#306 Re: No title
わんわんわん様 こんばんは

> はー素晴らしい!
> デビッド・T・ウォーカーはわんわんわんの敬愛するギタリストの一人です。音色を聴いただけで泣けてくる数少ないギタリストです。

思い入れが伝わるコメントありがとうございます!

>
> ソロやカッティングはもちろんのこと些細なオブリガートまでがものすごく繊細なタッチで、実に丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。

メロディーをなぞるのではなく、より気持ちよくなるようにひらめきで弾いているのでしょうね。


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