Andrew Jackson Jihad/Christmas Island

Andrew Jackson Jihad/Christmas Island

2014年5月 アメリカ

『フォーク・パンク、それは甘美なメロディーに

哀愁を隠すアジな音楽』

 
 索引でも書きましたが今週からしばらく、金曜日にも洋楽新譜の記事を更新します。

 このグループのような音楽のことをアメリカでは、フォーク・パンクと呼ぶらしいです。
アコースティック主体(一部電化楽器もあり)での疾走感溢れる荒削りな演奏、
そしてクラッシュのような甘くポップなメロディー。
そこかしこからトラッドのルーツが感じ取れました。
音楽性がよく分かる、シンプルな表現だと思います。
そんな、アンドリュー・ジャクソン・ジハドの新作をご紹介。

 アリゾナ州フェニックス出身の5人組。
2005年のデビュー作から数えて本作で5枚目となるフル・アルバムの他、
EPも積極的にリリースしており、日本では話題に上ることもあまりないようですが、
アメリカではなかなかの人気を得ています。(代表曲は
youtube再生回数60万超え)。


 音楽性は前述した通り、フォーク・パンク。
通常のバンド編成に加え、キーボード、
アップライト・ベース、バンジョー、マンドリン
チェロ、ホーン、
カズーなど多彩な楽器を用いて、
ノスタルジックなサウンドを作り出しているのが特徴。
5人編成であり、先に挙げた多彩な楽器を操っているのですが、
あくまでもシンプルなアンサンブルになっているのもポイント。
ガチャガチャしていないということです。

甘くポップなメロディーを歌う、
高音で適度に震える泣き虫ヴォーカルも看板として魅力的。
甘さを前面に出しつつトラッド由来のハードボイルドが潜んでおり、
ディラン・チックな哀愁味を加えているのもポイント。
一方でノイジーな電化楽器を使ったハード・ロック・ナンバーも収録しており、
ポップさを伴う疾走感とドラマティックな曲展開は
ワイルド・ハーツを彷彿とさせます。

1234分とコンパクトにまとめられている点はさすがパンク・バンド。
しかも曲展開、アレンジ共に初期衝動とは異なる、丁寧な仕事振りが光っています。

Do, Re, and Me

 死体でいっぱいの部屋に足を踏み入れると、
自分のナイキ・シューズが踏んでいる衣服の下から歓迎している様子の○○が・・・・・・、
という愉快なスプラッター・ソングです。
なにがドレミファソラシドだかシュール過ぎて分かりませんが、
とっても楽しげです。サビで「びーん」と響くフィドルが鮮やか。

Linda Ronstadt


偶然、出会った80年代のリンダ・ロンシュタット(の映像)
に対する愛を歌ったバラード・ソング。ちょっぴりビートルズ風。
「年中窒息しそうだった気分が今や吹き飛んでしまった」とのこと。
確かに
リンダ・ロンシュタットはマブい。この田舎娘っぽい風情がいいよね!
他、面白い歌詞がたくさんあるのも楽しみの一つです。



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