砂場/旋律

砂場/旋律
2010年 日本
『日本人の本能に訴え掛ける叙情派ロック』

 先日自主盤をレビューした砂場の、現在唯一流通しているデビュー作。
長野出身、トリオ編成のロック・バンドです。
この時点でメンバーが東京と名古屋に分かれており、
それぞれの拠点で遠距離バンド活動をしていたようです。

 既に音楽性については述べておりますが前回の記述を貼っておきます。

昭和フォーク、歌謡曲を彷彿とさせる人情味あるメロディーを
ノイジーなギターが特徴的な
叙情的なロック・サウンドで聴かせてくれます。
アンサンブルの質感はオルタナティブ・ロックの影響が強いです。

 目玉はヴォーカルで、
情熱的な泣き虫ヴォーカルはまるで粘りつくかのような独特の質感があります。
おかず多めでグルーヴィなリズム隊、
ダイナミックなギターによるアンサンブルも魅力十分。
適度に隙間が出来るトリオならではの味わいがあります。
また録音は、荒く生々しくされており、臨場感抜群で楽しむことが出来るのもポイント。

 そして歌声と並ぶ魅力である叙情的なメロディー。
ライヴで長年練りに練ってきたものを収録しているだけに素晴らしい充実度です。
疾走するドラマティックなロック・ナンバーもいいですが、
おセンチな魅力が詰まったバラード・ナンバーでより真価を発揮しています。
ただしオープニング・ナンバー「旋律」は別格に素晴らしい出来。
ドラマ性、昭和フォーク然としたセンチメンタリズム共に最高潮に到達している名曲です。
「旋律」の素晴らしさは語りすぎたので、今日はバラード・ナンバーをどうぞ。
久しぶりに聴きましたが、やはり素晴らしいアルバムでした。

「黒い猫と白い猫」


 抑揚の付け方が素晴らしく、本文でも書きましたが粘りつくような念を感じます。
ストレートには表現しない、大人な歌詞も素晴らしい。
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#282
飾りっ気や力んだような無理が無く非常に素直な声のせいか、メロディーの良さがより一層引き立っていますね。
#283 Re: タイトルなし
わんわんわん様 こんばんは

コメントありがとうございます。
まさか、この辺りまでコメントして頂けるとはうれしいです。
なるほど、素直な声ですか。
確かにそんな感じですね。演歌とかもうまく歌えそうな。
気に入っていただけてうれしいです。

> 飾りっ気や力んだような無理が無く非常に素直な声のせいか、メロディーの良さがより一層引き立っていますね。

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