Michael Johnson/There Is A Breeze

Michael Johnson/There Is A Breeze
1973年 アメリカ
『本格的な夏前に聴きたい、と思ったら。』

 There Is A Breeze(そよ風あり)、だから今ぐらいに聴くのもいいかもしれません。
僕のところは海沿いなので年中、風がびゅうびゅうなのですけれども・・・・・・。

(なんて書き出しをしたのが5月くらいのこと。だいぶ、この記事を寝かせていたようです。)

 そんなシンガーソングライター、マイケル・ジョンソンのファースト・アルバム。
とは言え、自作曲が1曲しかありません。
2曲提供のグレッグ・ブラウンを始め、マーク・ヘンリー、カール・フランゼン、
ジャクソン・ブラウンビフ・ローズ
など外部ライターの曲(カバー含む)で構成されています。

 甘く優しい歌声を持ったシンガーとして魅力的な彼ですが、
スパニッシュ・ギターを習得しており、アコースティック・ギターの腕前もかなりのもの。
カントリー、ラテン、ゴスペルと多様なルーツを持つ提供曲のカラーに合わせて、
鮮やかに弾き分ける表現力は素晴らしいです。

 プロデュースはフリー・デザインのクリス・デドリックが担当。
穏やかなアコースティック・サウンドや
上品なストリングス・アレンジに仕事振りを発揮しています。
フィル・ラモーン(エンジニア)、ピーター・ヤロウ(アレンジャー)も制作陣に名を連ねており、
都会的な音作りに貢献。
特にチャイム系や笛、あるいは子供コーラスといった繊細でノスタルジックな音を
溶け込ませている手法は素晴らしい。
セッションにはフィル・マーコヴィッツ(エレピ)やレオ・コッケ(ボトルネック・ギター)など、
多くのプレイヤーが参加しています。

 タイトル通り、そよ風を浴びながら聴くと心地よさそうな、
爽やかでメランコリックな印象の楽曲群を多く収録。
バラエティに富んでいながら自身の歌声できちんとまとめています。
一級の作曲家が曲を持ち寄っているだけに捨て曲もなく、じっくり楽しめるアルバム。

「Happier Days 」


アルバム中、唯一の自作曲。
ジャジーなギター、ピアノに、小気味よいコンガのリズムが絡む
リラックスしたノリの良さが魅力のアコースティック曲。
やがてブラスも入ってアーバンな雰囲気へと変化します。
何故、オリジナルがこれだけなのか分かりませんが
十分に他の曲と渡り合っています。

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