コトリンゴ/birdcore!

コトリンゴ/birdcore!
2014年4月 日本
『押しは弱い分、さりげなさが魅力のふわふわ音楽』

 ピアノ弾き女性SSW、コトリンゴの5thアルバム。
ちなみに3rdまでは聴いていたものの前作は未聴。アルバム先行シングルとして
『明日、ママがいない』の主題歌「誰か私を」がリリースされています。

 ピアノを活かしつつストリングスなど重厚なアレンジが印象的。
透き通るような高音ヴォーカルは歌のメッセージを伝えるより、
どちらかと言うと響きの美しさにこだわっており、
癒し系クラシカル女性シンガー(サラ・ブライトマンなど)に近いスタイルです。
一部歌詞がブラインドで追えない部分もあり、そこは残念。
しかし少し内に籠った温かみを重視した演奏と溶け合う様は、正にファンタジック。
ジャケットのイメージ通りです。
また、数曲で打ち込みによる反復リズムを取り入れており、
アンビエント感覚を取り入れた新機軸の楽曲に挑戦しているのもポイント。

 楽曲はABサビという区別がしっかりしていない曲が多く、
さざ波のようなメロディーに身を委ねるような聴き方になります。
そんな中、詞を提供されたドラマ主題歌「誰か私を」はハッキリした構成で
アルバムの中ではいいアクセントになっています。
次のシティ・ポップ系の爽やかナンバー「白い鳥」と続く辺りがアルバムの山場。
ただ、引きの強いサビがある曲は少なく、
これまで聴いてきたアルバムの中では穏やかな分、地味なことは確かです。
前述したように身を委ねる、すなわち浴びるようにして楽しむのがいいと思います。

「誰か私を」


アルバム・カラーを象徴するファンタジックなバラード。
繊細な歌を邪魔しないように、配慮されたストリングス・アレンジが素晴らしい。

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