SVIATOSLAV RICHTER:MONTE CARLO NATIONAL OPERA ORCHESTRA:LOVRO VON MATICIC/GRIEG & SCHUMANN:PIANO CONCERTOS

SVIATOSLAV RICHTER:MONTE CARLO NATIONAL OPERA ORCHESTRA:
LOVRO VON MATICIC/GRIEG & SCHUMANN:PIANO CONCERTOS
1975年 ソビエト
『ロマン主義への憧れの中に、隠しきれない田園メロディー』

 タイトルが長い!クラシックのレビューをする時に感じていたことですが、
演奏者、指揮者、オーケストラ、作曲家、曲名、と書く要項が多いです。
今回のように協奏曲となると特に長くなる傾向があります。
しかも日本語でもう一度書き直すので、あんまり意味が無いことも分かっているのですが・・・・・・
やはりこだわりですね!

 さて、本作はリヒテル&マタチッチの共演盤として、有名なアルバム。
グリーグとシューマンのピアノ協奏曲を収録しています。
どちらも名演として知られていますが、
今回はグリーグのピアノ協奏曲にスポットを当てたいと思います。

 北欧のショパンとも称されているノルウェーを代表する作曲家、グリーグ。
1868年、前年、嫁いできたグリーグの妻は女の子を二人出産。幸せの絶頂期に発表したのが
このピアノ協奏曲イ短調作品16です。

曲を完成させた2年後、グリーグは。当代きってのピアノの名手リストと会見。
楽譜を見せました。
リストは「なんて素晴らしいんだ!」と感嘆しつつ、
「こことここをこういうふうにするともっといいね!」
と添削することも忘れませんでした。
(このキザ男(偏見)、僕のかわいい作品16にケチを付けやがって)と思っていたのか、
(あの大スターさまが直々に楽譜に直しを入れてくださった)と思っていたのかは
知る由もありませんが、このアドバイスを聞き入れ曲を改変。
器の大きな人物だと思います。

 この曲は第1楽章イントロのピアノの調べがあまりにもインパクトが強く、
サスペンスドラマに於いて、殺人シーンでこの曲がよく使われていたりします。
(この辺り、ピンと来ない人も後で曲を聴けば、あー、これか。と納得してもらえると思います。)
3つの楽章から成り立っており、全体としてロマンティックで壮麗なイメージの中に、
北欧らしいルーラルなメロディーが散りばめられているのが特徴。
休日の午前中などに、シュークリームなどをぱくつきながら聴くといいかもしれません。
(今は食べていませんよ、さっき食べ終わりました。)

『Grieg: Piano Concerto In A Minor, Op. 16 - 1. Allegro Moderato』


何とか、CDと同じ演奏を発見しました。
3楽章、全て収録されています。
前述した第1楽章イントロはフィヨルドに注がれる滝の流れ落ちる音、
を表現したものだそうです。
そんなこととは露知らず、てっきり誰かが死にましたよ、というテーマだとばかり。

第3楽章での涼やかなフルートのソロパートも聴きどころです。
以後、北欧のルーツとして脈々と受け継がれる、素朴な田園メロディーが
既にここにあることを感じました。


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