小田晃生/チグハグソングス

小田晃生/チグハグソングス
2014年3月 日本
『こども音楽の作曲家による、全年齢向けソロ』

 シンガーソングライター、小田晃生。
前作のソロから数えて・・・6年振りとなる三枚目のアルバムです。
コケストラやCOINNといったグループに所属しており、そちらの活動を精力的に行っていた結果
ソロの方まで手が回らなかったのかもしれません。
プロフィール詳細は公式のこちらまで。

 カントリー、ソウルなどのルーツ音楽を、ポップ且つフォーキーな弾き語りスタイルで表現しています。
特に前作はメロディーが充実しており、シティ・ポップの良作でした。
今回は『チグハグソングス』というタイトルからも察せられるとおり、バラエティ豊かな内容になっています。

 小田晃生(歌、ギター他)、田中馨(コントラバス、エレキベース)と木下ようすけ(ドラムス)
のトリオで制作。隙間を活かした素朴なアコースティック・アンサンブルです。
曲によってコーラス、オルガンなどがゲスト参加しており、
穏やかなアンサンブルにアクセントを付けています。
また、小田晃生自身が率先して、空き缶や自転車ベル、トーンチャイムティンホイッスルなどの
かわいい楽器を使用していることもポイント。
おもちゃ箱のようなトイポップ・サウンドが素朴なアコースティック・アンサンブルに溶け込んでいます。
ダンディーで包容力のあるヴォーカルも健在。

 楽曲には、チルドレンミュージックバンドCOINNでの経験が生かされており、
童謡のようなほんわかとした雰囲気が全編から漂っています。
歌詞には物語性を感じさせるものが多く、平易な言葉ながら意味深な内容が面白いです。

 一度聴いただけでは混沌とした世界観に圧倒されてしまいますが、
前作と同路線のフォーキーなナンバーも半数ほどあり、
聴き込むほどに質の高いメロディーが顔を出してくるだろう、と感じました。

「ネムネムの国」


ナイス寝グセ!

ここではオルガンに加えて、落ガキクラブのこどもたちが「うがいコーラス」で参加。
本人はカウベル、スライドホイッスル、ホイッスル、フレクサトーン、自転車ベルと大活躍。
楽しい音のかたまりは、正しく子供のための音楽。
しかし、たまには大人も聴いてみてもいいかもしれません。

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コメント一覧

#220 No title
いろんなアイデアが散りばめられており、十分大人も楽しめる素敵な音ですね。
#221 Re: No title
わんわんわん様 こんばんは コメントありがとうございます。

> いろんなアイデアが散りばめられており、十分大人も楽しめる素敵な音ですね。

ナイスフォローですね。全くその通りです。
また、もっと渋い曲もあるのでそちらも機会があれば是非聴いてみてください。
#224
唯一1stからずっと参加している鍵盤の野村卓史さんはゲスト以上の働きかと思います。
#225 Re: タイトルなし
つとむ様 こんばんは コメントありがとうございます。

> 唯一1stからずっと参加している鍵盤の野村卓史さんはゲスト以上の働きかと思います。

一応、自分もファーストから聴いていたのですが、気づきませんでした。
3曲と出番が少ないのですが、盟友なのですね。なるほどー。
この曲でもオルガンの膜で幻想的な雰囲気を生んでますし、素晴らしい活躍ですね。

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