太陽バンド/穴

太陽バンド/穴
2013年8月 日本
『おじさんじゃなきゃ歌えない歌を聴こう』
 
 本日も2013年作から聴き逃していたものを一枚ご紹介。

 スカンク兄弟のヴォーカル&ギターとしても活動する畑俊行の
ソロ・バンド(ソロ・プロジェクトと同義)、太陽バンドのセカンド・アルバム。

 スカンク兄弟のセカンドは本当に素晴らしかった。
個人的には 2010年のトップ10に入る程の素晴らしい出来でした。
今でも時々聴いています。
さて、太陽バンドのセカンドの出来や如何に。

 ミュージシャン以外を本業とする異業種混合の素人バンドだったスカンク兄弟に対して、
今作の太陽バンドはメンバーに、原田郁子(key)、伊賀航(bass)、伊藤大地(drums)という猛者を揃えた布陣。
対照的なプロ仕様です。(製作初期では前作同様弾き語りで録音する予定だったそうです)
尚、プロデュースはスカンク兄弟同様、久保田麻琴が担当しています。
久保田麻琴は、一部楽曲にオルガン奏者としても参加。

 内容は、アメリカ音楽をルーツとするスローブルース、カントリー、フォーク。
弾き語りをベースとして作られた曲をバンドで録音しています。
ジャケからも分かるとおり、年輪を重ねた男ならではの滋養に満ちた歌が楽しめるアルバム。
TAIYO.jpg

基本的にはこれまでのスカンク兄弟、太陽バンドの諸作と変わらない魅力を持った本作。
ただしスカンク兄弟にある和気あいあいとした酒場での連帯のような佇まいは無く、
グッと落ち着いたムードが印象的。
バンド・アンサンブルの変化が、顕著です。
ブンブンとシックに唸るベース、ジャジーに転がるピアノ、穏やかにスイングするドラム、
そして本人によるブルージーなギター。
大人の部活動、という風情の眩しさとは異なる、渋みが強調された演奏で
「これはこれで素晴らしい」という出来栄え。
もちろん、本人による情感豊かな歌唱も魅力十分。
久保田麻琴プロデュースも、そこかしこのグルーヴからその仕事振りを感じることが出来ました。

スカンク兄弟同様、昨今のJPOP情勢に於いてあまり見ない新鮮な魅力を発揮しています。

「齋藤讃歌」(Live at 吉祥寺キチム 2013.3.16)


アルバムと同じ編成でのライヴ演奏です。

具体的な情景を交えた情緒ある私小説ソングは、
尾崎豊、さだまさし、アリス等を彷彿とさせるもの。
懺悔も含む、おじさんからのメッセージ。
こういうのがもっとメインストリームで、というのは愚痴ですね。
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