YUKA & CHRONOSHIP/Dino Rocket Oxygen

YUKA & CHRONOSHIP/Dino Rocket Oxygen
2013年4月
『高水準キーボード・プログレ』

 先週に続いて2013年作も1枚ご紹介。
今週は本体の地方賞記事を切っ掛けとして購入した唯一のアルバムとなったYUKA & CHRONOSHIP。

 YUKA & CHRONOSHIPは、2009年に結成されたプログレッシブ・ロック・グループ。
メンバーは以下。
船越由佳(keyboard/vocal/compose) シンガーソングライターとして98年にデビュー。
田口俊(bass)難波弘之のSENCE OF WONDERに参加していたセッション・プレイヤー。
宮澤崇(guitar) 99年から活躍するセッション・プレイヤー。
田中一光(drum)B’z(1990〜1995)、氷室京介、安室奈美恵等のツアー・メンバー経験あり。

 勉強不足で名前は知りませんでしたが、一流のミュージシャンが揃っています。
本作はセカンドアルバムでMUSEAからリリース。
YUKA.jpg
ジャケットからも、伺える温故知新プログレ・サウンドが全編で展開。
(音を聴く前に、このジャケを見ていたら「フォロワーね」で一蹴してしまっていたかも)

ロマン溢れるメロトロンを始め、美しいメロディーで彩るキーボード、
ビシバシと攻撃的なリズム・セクション、ブルージーなギター。

 ほぼ全編インストという構成。
キーボード主導によるドラマティックなサウンドは
特にジェネシス、イエスの影響を強く感じさせ、ところによってキング・クリムゾンもあり、という塩梅。
また疾走感もあり、ハード・ロックを融合した音楽性は北欧プログレの新鋭にも通じる部分があります。
硬質なアンサンブルが特徴で、カチッとした演奏が気持ちいいです。
曲展開はめまぐるしいですが、整理整頓が成されており
(プログレとしては)コンパクトにまとまっている印象。
ドラマティックなメロディー進行を第一の優先事項にしており、
非常に聴きやすいです。この辺りにグループの特性がある気がします。
ある曲ではさらっときらきら星を挿入しており、日本人らしい・・・
いや日本の女性らしい感性だな、と国民性を垣間見てうれしくなりました。

 新鋭のグループらしく様式美を丁寧に踏襲し、
それをレベルの高い演奏でまとめた質の高いアルバムです。
とは言え、まだまだフォロワーの域を出ていないことも事実。
もちろん、この路線を維持しても需要は十分だと思いますが、
これから独自性をどんどん発揮していくことにも期待したいところ。
まだ2枚目にして、この貫禄。楽しみです。

DINO ROCKET OXYGEN (Album Trailer) .HD


収録曲「skygazer」について



 タイトル通り、飛翔するキーボードの旋律がキャメルを彷彿とさせる1曲。
幾重にも重ねられたキーボードは少しフュージョンぽいニュアンスがあり。
また、細かくリフを刻むギターやおおらかなコーラスが
オリエンタルな雰囲気を演出しています。
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