FAIR OAKS/This Is The River

FAIR OAKS/This Is The River
2014年1月 アメリカ
『都会派フォーク・ロック』

 本日は新緑が似合う、爽やかフォーク・ロック・グループをご紹介します。
例によって、我がブログが本邦初紹介。

 プリンスを輩出したことで知られる音楽都市、
ミネソタ州の「双子の都市」ミネアポリス、セントポール。
そこで結成された5人編成グループ、フェア・オークス。
本作は彼らのデビュー作となります。

FAIROAKS.jpg

メンバー構成は以下。

Andy Ulseth・・・ギター、ヴォーカル、作曲。(赤セーター)SSWとしても活動しているらしいです。
エリック・カールソン・・・マルチ・プレイヤー、ピアノ、ギターなど。
モリー・マニング・・・紅一点ヴォーカリスト。マルチ・プレイヤーでもあり。フィドルなど。
ミッチ・シューマー・・・ベース
マシュー・レオナード・・・パーカッション

 年齢層は20代くらいでしょうか。
都市に残る自然をテーマとしており、
フォーク(カントリー)・ロックをベースとしながらも、
エレクトロ、AOR、ソウルなどの要素を加えており洗練された音楽が特徴です。

 楽曲はシンガーソングライターが作っているだけに
アコギ弾き語りをベースとしています。
男性ヴォーカルにコーラスとして女性が加わっており、
温かみのある素朴なアコースティック・サウンドは
日本で言えばハンバート・ハンバートを彷彿とさせます。
フェア・オークスは、マルチ・プレーヤー二人を抱える
5人のアンサンブルも大きな武器としています。
弦楽器、鍵盤も加わる彩り豊かな美しいアンサンブルは、
まろやかでキラキラしています。
個々の派手なソロこそ無いものの、魅力十分。
前述した通り、フォーク一辺倒ではなく、
ある曲ではアコースティック・ソウルっぽい哀愁なども漂わせたかと思えば、
別の曲では初期REMのようなサイケ・カントリーに挑戦したり、
更に他の曲ではビーチボーイズ風サーフをちょっと混ぜたり、
とバラエティが豊か。

 男女デュエットが聞けるようなフォーク・ロックであれば良し、
と思っていましたが、音楽的な挑戦に意欲的な鮮度抜群のグループだったので
うれしい驚きです。

「See What The Sun Gave」


 アルバムからのリーダー・トラックで、
本文中の「ハンバート・ハンバートを彷彿とさせる」という文言は
この曲から来ています。

 本作において最もトラッドに接近した曲の一つ。
紅一点のヴォーカルのモリーは柔らかい歌声で、
普通ならフロントを張ってもおかしくない人材なのにコーラスに甘んじています。
結果、大らかで渋みのあるAndy Ulsethの歌声がより深みを増しており、
効果は抜群。

 コンパクトでキャッチーな仕上がりで、フォーク系が苦手な人でも
気軽に聞けるはず。
既に述べたように、豊富な引き出しを持つグループなので、
興味を持たれましたらバンドキャンプにて試聴してみてください。
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