Giorgio/Son Of My Father

Giorgio/Son Of My Father
1972年 ドイツ
『ドイツ盤バブルガム・ミュージック』

 今また隆盛を誇っているシンセサイザーを使ったポップ・ミュージック。
一度目の流行は80年代。
ディスコ・ミュージックにシンセサイザーを積極的に導入したプロデューサーこそが、
今日の主役、ジョルジオ・モロダーなのです。

 本作は彼がまだディスコ・ミュージックなど知る由もない、
1972年に発表したソロ・デビュー作。

 長らくCDにはなっていませんでしたが昨年、遂に初CD化されました。
それも彼の地元でもあるレパトワーからのリイシュー。
健在なようで何よりです。話が逸れました。

 60年代後半アメリカでは、ブッダ・レコードのオハイオ・エクスプレスに代表されるような
バブルガム・ポップが流行しました。
その流れを受けて69年にジョルジオが作ったのが「Son Of My Father」という曲。
手応えを感じた彼はすぐさま英バブルガム・バンド、チッコリー・ティップに売り込みました。
結果、71年に発表されたシングルは大ヒット。
あの「Telegram Sam」を抜いてナンバーワンを獲得し、
プロデューサーとして初めて注目されました。

 その流れを受けて今度はソロ作に着手。
先行シングルとして「Son Of My Father」を各国語ヴァージョンで発表するも不発。
くじけずにリリースされたのが本作ということになります。

 シンセイサイザーをふんだんに使ったバブルガム・ポップを基調にしつつ、
民族音楽の影響を感じさせるエスニックなビート、
ドイツらしいノイジーなブルース・ギターも特徴的で
明るくなりきれずどこかダークな雰囲気が漂うところが本作の肝となっています。

 彼自身によるしわがれ声のヴォーカルも、愛嬌があります。
ジョルジオ・モロダーの生み出すメロディーは多分に童謡的でありながら、
質は高いです。ウォンブルズ辺りと並べて楽しむのも一興。

収録曲「Tears」はDJ Shadowによってオルガンのサンプリング・ソースとして使われたそうです。

「Underdog」


ニューオリンズのトラッド「iko iko」を彷彿とさせる
愛嬌たっぷりのポップ・ソング。
優雅なストリングスと野蛮なブルース・ギターの対比が素晴らしいです。

ちなみにジョルジオは
ダフトパンクの最新作『Random Access Memories』にも参加していました
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