Baby Face Willette/Mo'Rock

Baby Face Willette/Mo'Rock
1964年 アメリカ
『オルガン・ロックからの転入もOK』

 自分がオルガン好きであることは既にこのブログで何回か言及しています。
オルガン・ロック→ブライアン・オーガー→モーゼ・アリソン→ジミー・スミス・・・
という具合に進行していった訳です。
そんな方たちに是非おすすめしたいのが本作。

 タイトルの『Mo' Rock』のMo'の部分はof moreの短縮形(スラング)らしく、
「もっとロックを」みたいな意味になります。
編成はドラム、ギター、オルガンによるトリオ。
正にロックを鳴らすための布陣です。

 ベイビーフェイス・ウィレットはゴスペルをルーツに持つミュージシャン。
50年代の音楽旅行でR&Bやブルースの素養をピアニストとして身につけた後、
ジャズの世界へ。
セッション活動を経て当時人気だったジミー・スミスに触発されます。
そしてオルガン奏者へと転向。
1961年ブルーノートと契約し、2枚のアルバムを発表した後、
アーゴに移籍してそちらでも2枚のアルバムを発表。
1971年に若くして亡くなっています。

 ポスト・ジミースミスとして売り出されただけに荒々しいプレイ・スタイルも魅力ですが、
ブラック・ミュージックに接近した粘っこいグルーヴ、ブルージーな泣きのフレージングも
彼の個性となっています。
可能性を秘めたオルガン奏者だけに、4枚のアルバムしか残されていないのは大変残念。

 さて、本作のクレジットは以下。
"Baby Face" Willette (org), Ben White (g), Eugene Bass (ds) 
(うーむ、知らないです。マニアックな面子かも。)

 ブリティッシュ・インヴェイジョンが興った年でもある1964年。
ビシバシと鍵盤を叩きつけ唸るオルガン、負けじと攻撃的なフレーズを炸裂させる早弾きギターによる
応酬が素晴らしい。もちろん満ち干きを心得ており、
ミドル・テンポのソウルフルなナンバーもありますが、
本作では激しいインプロヴィゼーションこそがハイライトでしょう。
ドラムも二人の喧騒に引きずられることなく、力強くリズムをキープしています。

「Mo'rock」


オルガンとギターの応酬がエキサイティングなタイトル曲。
フィーバーの中にブルース魂を感じさせるオルガンと、
ミュートを駆使した渋い早弾きを披露するギター。
正にロックな演奏。まさしく1964年の最先端。
もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ アメリカジャズ

トラックバック一覧

コメント一覧

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する