Junior Parker/Love Ain't Nothin' But A Business Goin' On

Junior Parker/Love Ain't Nothin' But A Business Goin' On
1971年 アメリカ

『違いが分からない男のブルース・レビュー⑧』

 さて今月のブルースはどれにしよう、という時に目に止まったのがこれ。
JuniorParkerlove.jpg

とにかくかっこいいジャケ。
アメ車とアフロ女とビル。
肝心の内容は・・・思い出せないので
記事を書きながら勉強していくことにします。
元々、そういうコーナーですし。

ジュニア・パーカーって誰?早速調査。カタカタ検索・・・
(グーグルよ、それは違う。子供用のパーカーじゃない!)

ジュニア・パーカーは甘い歌声とサニー・ボーイ師匠直伝のハーモニカにより、
人気を博した50年代メンフィス・ブルースを代表する歌手です。

1932年、アーカンソー州ウエスト・メンフィス生まれ。
1949年(17歳)からブルースマンとして活動を始めた彼は、
サニー・ボーイ・ウィリアムソンIIに師事しブルース・ハーブをマスター。
その後、ハウリング・ウルフに参加。
メンフィスの代表的ミュージシャンと行動を共にすることにより、
その名を知らしめました。
この時期にアイク・ターナーからも贔屓にしてもらい、
ショーマンシップを学んだようです。
50年代初頭にはビール・ストリーターズ(B.B.キング、ボビー・ブランド在籍)、
ブルーフレイムズ(パーカーがリーダー)とグループを渡り歩きます。
エルヴィス・プレスリーにカバーされた「Mystery Train」(パーカー作)もこの頃録音されています。
1954年にテキサスのレーベル、デュークからヘッド・ハンティングされたパーカー。
そこでヒット曲を次々に生み出してR&Bチャートを賑わします。
その後もマーキュリー、ミニット、ユナイテッド・アーティスト、キャピトル
とレーベルを渡り歩いてレコードをリリースしますが、
50年代の輝きを取り戻すことは出来ませんでした。
1971年(39歳)、脳腫瘍のため死去。
2001年ブルースの殿堂入りを果たしています。

と、いう訳で本作がリリースされた年に亡くなっています。
つまり晩年の作品。
とは言え、最先端のファンク・サウンドを取り込んでおり、
甘く柔和なヴォーカルも健在。
太いビート、唸るオルガンが印象的なアンサンブルは、とにかくグルーヴィ。
R&Bとブルースが見事に同居しており、楽しいアルバムです。

オリジナル作も最高なものが揃っている(「Outside Man」など)本作。
そんな中で、ビートルズのカバーを3曲(「Taxman」、「Lady Madonna」、「Tomorrow Never Knows」)
やっており、それらの解釈がとても面白いです。

「Taxman」オリジナルはこちら


グリングリンにうねるグルーヴ。
ファンキー・ブルースな「Taxman」。
とてもかっこいいです。

残り2曲のカバーも面白いので機会があれば聴いてみてください。

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コメント一覧

#244
別の曲やとおもたらビートルズの曲が出てくるという演出好きです。
#245 Re: タイトルなし
わんわんわん様 こんばんは

コメントありがとうございます。

> 別の曲やとおもたらビートルズの曲が出てくるという演出好きです。

このだらーっ、としたイントロはインパクト大ですよね。


#246 No title
ナイスなジャケから女性アーティストかと思いました

”グリングリンにうねるグルーヴ”
カッコイイ!
私、プログレッシャーですが
結構こういうの好きなようです。
#247 Re: No title
面白半分様 こんばんは
コメントありがとうございます。

> ナイスなジャケから女性アーティストかと思いました

まぁ、英ロック・ファンから見るとそう思っちゃいますよね。
ブラック・ミュージックに限ったことではありませんが、
アメリカ音楽は「取り敢えずジャケはギャルで」
という即物的な考え方が浸透しています。
まぁ大歓迎ですが。

> ”グリングリンにうねるグルーヴ”
> カッコイイ!
> 私、プログレッシャーですが
> 結構こういうの好きなようです。

英ビートや英ブルースロックのルーツなので、
楽しめるのであれば是非!
自分もそんな感じで入りました。
#248 No title
ブルースはそんなに聴いてないんですが、ジャケに惹かれました。
YouTubeクリックして、緩いながらもサウンドの黒さにビビビ。
ヴォーカルもなかなかの渋みと、深み。にしても、これが晩年の唄声とは…。
#249 Re: No title
YO-SUKE様 こんばんは
コメントありがとうございます。

> ブルースはそんなに聴いてないんですが、ジャケに惹かれました。
> YouTubeクリックして、緩いながらもサウンドの黒さにビビビ。
> ヴォーカルもなかなかの渋みと、深み。にしても、これが晩年の唄声とは…。

かなりファンクが入っているので、YO-SUKEさんにもかなり聴きやすい感じだと思います。
気に入っていただけて何よりです。

晩年と言っても39歳、すごく元気な歌声ですよね。
死後も合わせて15枚のスタジオ作を出しているので立派です。

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