BROWNING BRYANT/Browning Bryant

BROWNING BRYANT/Browning Bryant
1974年 アメリカ
『16歳の天才シンガー・ソングライターってのは盛りすぎ。』

 新名盤探検隊シリーズについては、
取り上げるたびに賛辞を送ってきたが
常連の皆様もさすがにそろそろ辟易してきただろうとお察しします。
今後は、文末に特別に設置した
「新名盤探検隊レビュー済みリスト」へのリンクと、
ワーナー公式リンクを貼るに留めたいと思います。
自分としてはワーナーだけを贔屓をしているつもりはありません。
そこそこ内容の良い新鮮なタイトルを、
1200円程度でシリーズ化して出してくれれば、
もれなく前のめりになることでしょう。

 さて今回は「16歳、早熟の天才」というキーワードだけで
購入したシンガーソングライター作。
ぶっちゃけて言うと、「16歳に人生を諭されてみたい」という
欲求を持って買ったのですが、その点に関しては物足りませんでした。

 まず主役のブロウニング・ブライアントですが、
子供時代にアイドル歌手として60年代から活動。
しかし第二次成長期と共に活動を中止。
復活したのが本作というわけです。(通算3枚目)。

 プロデュースはアラン・トゥーサンが努めており、バックにはミーターズを従えています。
まさしくニューオリンズ名盤の法則にピタリとハマる陣容で制作。
全11曲中8曲をアラン・トゥーサンが作曲を担当。
こ、これは。
そうです、ブライアントは3曲しか作っていません。
うーむ。しかしまだ3曲は残っています。そちらで願望を満たさなければ。

 内容ですが、まず演奏が素晴らしい。
アラン・トゥーサンが目を掛けたニューオリンズを中心とした
セッション・プレイヤーがこぞって参加しています。
開放感あふれるファンキーなアンサンブルを全編で形成。
もちろん、ミーターズによる骨太なリズムは要となっています。

 そして主役の歌声ですが、爽やかでソウルフル。
16歳ということを考えると凄いと思います。
彼の歌声もあり、アラン・トゥーサンによるファンキーな楽曲群にも
甘さが加わっています。

さて。
3曲の自作曲はカントリー、ブルース風ナンバーとなっており、
歌詞は疲れた男の愚痴といった内容。

例えば
『ひとりじゃできない。友達のところへ行きたいんだ』(「HOME」)
・・・・・・

仕事に疲れてもう投げ出して友達と遊びたーいって感じでしょうか。


「何故に16歳の愚痴を聴かねばならん!」
といいたいところですが、
「アイドルって疲れるんだな、よしよし」
と溢れる父性で受け止めました。

「Liverpool Fool 」
せっかくなのでブライアンドが書いた曲を載せたかったのですが
見つからず。(アラン・トゥーサン作です)



 爽やかな歌声が映えるポップなナンバー。
やはり軽快なリズムに惹きつけられます。

アラン・トゥーサンとミーターズのおかげで
聴き応えのあるアルバムとなっており、
彼自身のヴォーカルもなかなかいいです。

ニューオリンズ好きなら、楽しめると思います。

新名盤探検隊レビュー済みリストはこちら

ワーナー公式の新名盤探検隊ページはこちら。5月の新ラインナップが発表されています。


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