Rose/Les Souvenirs Sous Ma Frange

Rose/Les Souvenirs Sous Ma Frange
2009年 フランス
『進化するフレンチ・ポップス』

 以前、ソフィア・モーリンの記事でyoutube等のおかげで、
英語圏以外の音楽に触れることが身近になったと書きました。
その流れに乗ってもう一枚フランスのシンガーソングライターを紹介したいと思います。

 今日紹介するローズもフランスでのみ人気を得ているミュージシャン。
南フランス、ニース出身の彼女は78年生まれ。
2006年、26歳のときにデビュー作を発表。26万枚をフランスで売り上げて人気者となりました。

 本作はそれに続いてのセカンド・アルバムです。

 彼女の音楽性はシャンソン由来の憂いのあるメロディーの伝統を受け継ぎながら、
米シンガーソングライターの流れを汲む、
ウエストコースト・サウンドの影響を融合させているのが特徴です。
ギター弾き語りを中心としながら、
ヴァイオリン、エレピ、ウクレレなど様々な楽器を使用。
アレンジは凝っており、若干くどい部分もあるのですが、
ほとんどの部分では幻想的でドラマティックな世界観を作り出しています。

 歌詞はフランス語なので定かではありませんが
女性目線での日常を歌っているとのこと。
穏やかで優しい歌声ながら、
一言一言をはっきりと発声。
しっかりした存在感があります。

「Yes We Did」





※いつの間にか、動画が削除されていたのでアコースティック・ライヴでのヴァージョンをどうぞ。

本作からの先行シングルとなった曲。
ゾンビーズのような幻想的なコーラスとストリングスが印象的。
中盤のホーンが入る箇所など、随所でブリティッシュ・サイケの影響を感じさせます。
スライド・ギターと、エレピが絡みあい、生み出される儚げな音色も鮮烈。
ハミングなどを織り交ぜながら、自身による多重コーラスをかぶせて
波のように押し寄せる歌声はひたすら心地よいです。

実はサードも2013年にリリースされています。
4年の歳月で何があったのか、グッとシックな仕上がり。
シャンソンらしい情緒が強調されており、
残念ながら弾き語りシンガーソングライターとしての趣きは
減退していました。
もちろん、演歌的な世界観は生粋のシャンソン・ファンには望むところなのかもしれませんが、
自分としては本作を推します。
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