PRINCE/Lovesexy

PRINCE/Lovesexy
1988年 アメリカ
『春は殿下の季節』

春もたけなわ。
けっこうなご陽気ですね。
ぽかぽかと・・・

なんて出だしで書いていたままほったらかしていたら
いつの間にか5月中旬に!

PrinceLovesexy-Frontal.jpg

 殿下の季節って感じですね。(結局押し切る)

 『1999』や『Purple Rain』と言った有名作ばかりを聴いていた僕ですが、
恐る恐るスルーしていた本作(ジャケのハードルは高い!)を聴いてみたところ、とても素晴らしく
今では彼のカタログ中でも、かなりお気に入りとなりました。
プリンスのカタログを集める決意をさせてくれたきっかけとなった一枚でもあり。

 プリンスはファンク、ソウルなどの黒人音楽をポップス、ロックと融合させた
独自の音楽を生み出す天才ミュージシャン。
本作はリボリューションを解散し、ソロとして再出発し始めた頃に制作されています。
当時はスランプだったようで、ストレートなポップ・ファンク作『Black Album』が思うような出来にならず
ボツに。作り直された新作が本作というわけです。

 ファンク路線は守られており、変態度は低め。
おおらかな空気感が印象的で、聴きやすいアルバムです。
コンセプトはタイトル通り、「ラブセクシー」。
ゴツイ「フンフン」コーラスやオリエンタルなメロディー、
ねちっこい歌いまわしなど、ねっとりとした質感は
正しくプリンスならではの「ラブセクシー」。聴きやすくも妖しさは十分です。
宗教的なことも歌っているのですが、メロディーの質が素晴らしく気になりません。
尚、発売当初はトラック分けがされておらず、
CDの便利機能「好きな曲から聴く」という技も使えませんでした。
(その後の再発盤や各国盤ではトラック分けがされているものがあります。)

 サウンド面では鮮やかな音色のシンセサイザーを中心に、音量を抑えながらも派手目のギター、
ポコポコと柔らかい質感のリズム隊といったアンサンブルで、賑やかでお祭り騒ぎという趣きです。

バラエティに富んだ構成で
トラック分けをせずに一気に聴いてもらおう、という意気込みも納得。
まさしく万華鏡的名盤。

「Anna Stesia」
(※動画は削除されました)

88年の『LOVESEXY』ツアーのライヴ映像のようです。
プリンスはYOUTUBE動画があんまり無いみたいです。

クライマックスで愛こそ神、と何度もシャウトするプリンス。
彼ならではのバラード。

それにしても、スポットライトの独占具合が凄いです。
1曲聴くだけでもグイグイと世界に引き込まれていきます。

改めて聴くとプリンスは、(良く言うと)日本の四季を超越していますね。
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コメント一覧

#232 No title
GAOHEWGII様、こんにちは。

>その後の再発盤や各国盤ではトラック分けがされている

えーっ!そうなんですか? 発売当時、兄が買ったCDをカセット
テープにダビングしようとして発狂しそうになりました(笑)。
自分で後から買い直したCDももちろんワン・トラック。
故に今でも聴くのに覚悟がいるCDです。大好きなんですけど。
全然知りませんでした…。
#233 Re: No title
ハリー様 こんばんは
コメントありがとうございます。

そうなんですよ。自分も今回調べて知りました。

僕もトラック分けされていないバージョンです。
もしトラック分けされているヴァージョンを友人が持っていたら

「通はワン・トラックだぜ!」もしくは
「殿下のご意思をなんだと思っているんだ!」などと負け惜しみを言ってやろうと思います。




> GAOHEWGII様、こんにちは。
>
> >その後の再発盤や各国盤ではトラック分けがされている
>
> えーっ!そうなんですか? 発売当時、兄が買ったCDをカセット
> テープにダビングしようとして発狂しそうになりました(笑)。
> 自分で後から買い直したCDももちろんワン・トラック。
> 故に今でも聴くのに覚悟がいるCDです。大好きなんですけど。
> 全然知りませんでした…。
#234 No title
私も昨年ようやく聴いたのですが、今まで手を出さなかったのを後悔するくらい素晴らしい出来でした。
殿下はわりとシンプルなビートを反復させたがるところがあるように思いますが、今作ではビートの様態も多彩で非常に面白い。個人的には最高傑作では?と思っています。

ちなみに、私の分はトラック分けされてました(笑)
#235 Re: No title
vuoy様 こんばんは コメントありがとうございます。


> 私も昨年ようやく聴いたのですが、今まで手を出さなかったのを後悔するくらい素晴らしい出来でした。
プリンスはアルバムが山のようにあって
初心者に優しくないミュージシャンですよね。

> 殿下はわりとシンプルなビートを反復させたがるところがあるように思いますが、今作ではビートの様態も多彩で非常に面白い。個人的には最高傑作では?と思っています。
>

いいですよね!

> ちなみに、私の分はトラック分けされてました(笑)

はっはっはっ、全然羨ましくありません!



本当ですよ。(じっとり

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