SIMON DUPREE & THE BIG SOUND/WIithout Reservations

SIMON DUPREE & THE BIG SOUND/WIithout Reservations
1967年 イギリス
『ブリティッシュ・ビートの終焉』

 ブリティッシュ・ビート50周年記念紙ジャケット・コレクション<SHM-CD>4月分リリースからもう一枚、ご紹介。
 
 日本初CD化となったジェントル・ジャイアントの前身グループ、サイモン・デュプリー&ビッグ・サウンド。
4月リリース分は先日の『Soul Of Man』以外はマニアックなタイトルが揃っています。

 彼らはシャルマン3兄弟を中心に結成されたビート・グループ。
代表作はサイケデリック・ムーヴメントに呼応した「Kites」なのですが
シングルとして本作発表後リリースされているため、アルバムには未収録。
彼らの代名詞的な曲なので、今回のCDにはちゃんとボーナストラックとして収録されています。)
本作では遅れてきたブリティッシュ・ビート・サウンドを楽しむことができます。

 ブラス、キーボードが入る6人編成のグループ。
アルバムの半分ほどはベンEキングやサム・クック、サム・アンド・デイヴなど
R&Bカバーで埋まっています。
そのほか、マンフレッド・マンのマイク・ハグが1曲提供しています。
シャープな演奏、鮮やかなコーラス・ワークによる洗練されたアレンジが特徴。
残るオリジナル曲でもR&Bサウンドに比重を置いていますが
キャッチーなメロディが印象に残ります。
捻りの効いた展開を見せる曲もいくつかあり、
「Kites」程ではありませんが、サイケデリックの予感も感じさせます。
コロコロと愛嬌のある音色のエレピ、躍動感あるオルガンといったキーボードの活躍
が目立つアンサンブルは、魅力的。
雄々しいヴォーカルも素晴らしい。

 さすがに登場が遅すぎたため、あまり活躍することが出来なかったグループですが、
ブリティッシュ・ビートの終焉を告げるアルバムとしてのロマンもあり存在感は十分。

「Castle In The Sky」


メロトロンを含む分厚いシンセ、コーラスなどによる、
サイケデリックなアレンジが印象的なナンバー。
中期ビートルズから繋がる音楽性だと思います。

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コメント一覧

#193 No title
GGの前身バンドということで存在は知っていましたが
検索もしておらず今回初めて聴きました。
この時代のサイケ感って好きです。
#194 Re: No title
面白半分様 こんばんは

英サイケはいいですよね。
本文でも書きましたが、アルバム自体は、まだビートっぽさが残っています。
シャルマン兄弟の書く曲は聞く価値があると思います。
カバーは玉石混交ですが・・・・・・

> GGの前身バンドということで存在は知っていましたが
> 検索もしておらず今回初めて聴きました。
> この時代のサイケ感って好きです。
#196 No title
こんにちは。
私はビートクラブで知ったのですが、Broken Hearted Piratesは民族舞踊みたいなパフォーマンスもしてて面白かったです。プログレバンドの前身とは思えないポップサウンドでしたが、その後でKitesを聴いて、ちょっとビックリしました。
#197 Re: No title
yuccalina様

こんにちは コメントありがとうございます。
ビート・クラブはレアな映像が見れて凄いですね。

Broken Hearted Piratesなのですが、
どうやらシャルマン兄弟が作ったのではなく
マイケル・アンソニーというライターが作ったらしいです。
ただこの曲以外の痕跡を見つけることができなかったので
人知れず消えていった職業ライターなのでしょう。

正直言って「Kites」以外は曲名と中身が一致しないので聴いてみました。
アルバム未収録のシングルで、
ホリーズ系ポップスをサイケ且つノヴェリティっぽくアレンジしたナンバーですね。
なるほど、ビートクラブのイメージにはぴったりかもです。

> こんにちは。
> 私はビートクラブで知ったのですが、Broken Hearted Piratesは民族舞踊みたいなパフォーマンスもしてて面白かったです。プログレバンドの前身とは思えないポップサウンドでしたが、その後でKitesを聴いて、ちょっとビックリしました。

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