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Lamp/彼女の時計

Lamp/彼女の時計
2018年 日本
『作曲担当が二人いる豪華さを実感』

 Lampの8枚目。『八月の詩情』を含めると9枚目。ネットで公開されている紹介文によると「小さなバラード集」をテーマとして作り始めたアルバムとのことです。
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 バラード集だからこそ、なのか、ブラジル音楽をルーツとして、儚さを極めた染谷氏担当曲、英米の黄金期のポップス、ロックをルーツとして、美しいメロディーで分かりやすく山場を作る永井氏担当曲、それぞれの個性、味わいが異なっていることが分かり、楽しく聴くことが出来ました。

 繊細に折り重なるコーラス・ワークから「こういう感じがサヴタージなのだろう」と感じさせる(サヴタージを知ったかぶりしない姿勢を大事にしたい)、幽玄とした染谷氏担当曲を後半に多めに配している構成もバッチリ。近年はプログレチックな楽曲にも取り組むなど、凝った楽曲も多く起伏が激しかった彼らの作風。本作でもアレンジ自体は凝っているのですが、穏やかな楽曲が並んでいる分、なだらかな聴き心地。またLampの看板でもある、儚さを湛えた女性ヴォーカルを務める榊原嬢の出番がいつもより少ないのも特徴で、女性に送るバラード集という性格も出ているように思えます。キーボードを幻想的に使うところは、相変わらずプログレチック(Camelなど)で、音楽性に奥行きを生んでいます。榊原嬢の控え目ぶりが再び目立ってきていて、ところどころ歌詞が聞き取れないのは残念。

 次のアルバムでは新しい路線に挑戦しそうな予感。

「Fantasy」

永井祐介作曲。タイトル通りの美しく幻想的なナンバー。甘いコーラスでトロトロです。
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