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ママレイド ラグ/GOODBYE

ママレイド ラグ/GOODBYE
2018年 日本
『セルフ・プロデュース歴が長くなってきた』

 ソロ・プロジェクトとなってから5枚目のアルバム。2010年代に入ってからの精力的なリリース(ライブ音源含む)が続いていましたが、今回は少し間隔が空いて4年振りとなります。
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 前作のレビューで奇しくも漏らしていた不満、「セッションをして録音して欲しい」が実現されていて、うれしいです。自身のギターに、ドラム、ピアノを加えたトリオ編成で、曲によってはフルートもあり。これまでスタジオ・ワークで緻密な調整を重ねてリリースしてきただけに、セッション録音とは言え、非常に端正な仕上がり。それでも緊張感、熱気が伝わり、惹きこまれます。元々、バンドであったママレイド・ラグの初期の頃の雰囲気が幾分か感じられるのもポイント。優しい歌声は健在です。所々、巻き舌が凄すぎて何を言っているのか分からないところがあるのはご愛嬌。

大瀧詠一が亡くなった翌年にリリースされた『So Nice』は大瀧色が濃かったことが印象的でした。本作でも大瀧詠一っぽさを歌唱、曲作りの面で感じさせつつ、ブルースや50年代ロックンロールなど、ルーツに挑戦した新機軸を感じさせる楽曲があり。例えるならAORなゲイリームーアのような感じでしょうか。『GOODBYE』というタイトルからも想像できる通り、メロウで内省的なイメージが支配しているアルバムで、この傾向はソロとなってから一貫している気がします。セッションしただけで熱量が上がっています。
プロデューサーを付けて外部の意見を取り入れつつ、再びバンドを組んでみたら、サクッと殻を破れる気がする。ソロになってからのまったりした停滞感がもったいない。

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