総括2013 洋楽編
総括2013 洋楽編
英米を中心とする音楽シーンに関しては
チャート・アクションを全くチェックしていないので、
流行の情勢について語れません。
邦楽と同様、こちらも内容第一で10枚選びました。
youtube探訪でほとんどの情報を入手しているので、
邦楽編よりも個性的なリストになりました。
タイトルにリンクがあるものはレビューへ飛びます。画像からはyoutubeへ飛びます。
英米を中心とする音楽シーンに関しては
チャート・アクションを全くチェックしていないので、
流行の情勢について語れません。
邦楽と同様、こちらも内容第一で10枚選びました。
youtube探訪でほとんどの情報を入手しているので、
邦楽編よりも個性的なリストになりました。
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☆ベスト10入りアルバム 7枚(AtoZ順)
『DAFT PUNK/Random Access Memories』 5月
ゲストに多くの壮齢ミュージシャンを起用した成果か、円熟のディスコ・ミュージックを披露してくれます。メモリーにランダムにアクセスしているだけにバラエティも豊か。エレクトロでありながら、生々しいエナジーを感じます。それは全編で活躍するカッティング・ギターによるところが大きいです。ただし長すぎる、欠点はこれだけ。
『Excitements / Sometimes Too Much Ain't Enough』 9月
キンキンと高鳴るオルガンと熱いシャウト。スペイン出身のソウル・グループのセカンド・アルバム。60年代のソウル・レビューを・・・・・・ズバリ言うとティナ・ターナーを彷彿とさせるスウィング・ナンバーが全編で展開。歌う曲紹介も再現。新しさはない懐古音楽ですが、このエネルギッシュなパフォーマンスは本物。まずは動画でご確認あれ。
『James Blackshaw & Lubomyr Melnyk/The Watchers』 4月
12弦ギターの名手、James BlackshawとウクライナのピアニストLubomyr Melnykのコラボレーション・アルバム。お二人共知りませんでしたが、今年一番の美しいミニマル・ミュージックでした。海の満ち引きの如く、絶妙な強弱で反復するピアノと、叙情的なメロディを次々に紡ぐギターが絡み合い、生まれた幻想世界。
『JIM GUTHRIE/Takes Time』 5月
90年代から活躍していたトロント出身SSW、ソロとして12枚目に当たる作品。ゲーム音楽のサントラも制作しており、本作にもその影響が表れています。音楽性はギター弾き語りを基調として、シンセ、キーボード・サウンドをプラスしたファンタジックなもの。幾重にも細かいアレンジが施されたサウンドながら温もりを感じさせます。
『SOPHIE MAURIN/SOPHIE MAURIN』 5月
フランス出身シンガーソングライターのデビュ作。ピアノの弾き語りによるポップ・ミュージック。シャンソンとしてフランスでは扱われています。ビートルズ、ビーチボーイズに影響されたというだけにとってもポップな音楽性です。フェミニズムを感じさせる歌唱にはフェイストやケイト・ブッシュのようなイメージが重なります。トリッキーさもありながら牧歌的なポップ・ミュージック。
『TOM KEIFER/The Way Life Goes』 4月
ダークホース。ソウル、ブルースをこよなく愛するハードロック・グループ、シンデレラのリーダーによる突然の復活作。シンデレラの全アルバムに付き合ったものとしてお義理で聴いてみるとびっくり仰天。根は何も変わっていなかった。そしてやっぱり自分はこれが好きなんだと再確認。泣きのブルース・ハード・ロックが全編で楽しめます。
『TORSTEN GOODS/Love Comes To Town』 7月
ドイツ出身のシンガー/ギタリスト。企画盤も含めて6枚目のアルバム。前作のカバーアルバム「1980」ではクィーンやトトなどのロック・ナンバーを収録。フュージョン系のミュージシャンながら、そのソウルフルなヴォーカルと透き通った音色のジャズ・ギターはポップ・ファンにこそアピールするでしょう。80年代だったら絶対売れていたのに。
☆ 第3位
『GEYSTER/Down On Broadway』 5月
フランス人シンガーソングライターによる通算5作目。AORマニアな彼が70年代ロック黄金期をテーマに取り上げています。本人談「スティーリー・ダンとポール・マッカートニーへの憧れを反映させたアルバム」とのことで、そのままの音楽性。ちなみに英国ロック好きの発作が出たレビューではスティーリー・ダンについて一切触れていません! (エゴ)
☆ 第2位
『LEYLA McCALLA/Vari-Colored Songs A Tribute To Langston Hughes』 9月
チェロを打楽器のように打ち鳴らすスタイルは衝撃的。アメリカ人シンガーソングライターのデビュー作です。ハイチ移民の血をひく彼女。アメリカのルーツ・ミュージックを基盤として、(ハイチを含む)カリブやアフリカの民族音楽のエッセンスも注入した奥深いアコースティック音楽が楽しめるアルバムです。芯の強い音楽。
☆ 2013年度最高作
『PETE ROE/Our Beloved Bubble』4月
やはりトップは年始まで取っておいたこれでしょう。ローラ・マニングの諸作品に参加していたギタリストの、ソロ・デビュー作。今は亡きジョン・マーティンを彷彿とさせる、ハートウォーミングなメロディが特徴のブリティッシュ・フォーク。本作は今後も全曲レビューなどの記事で推していこうと思います。
洋邦の総括記事は以上です。もしも一枚でも、いえむしろ一枚だけでいいので、この機会に聴いてもらえたらうれしいです。その感想をコメントしていただけるとさらに嬉しいです。2014年はとっくに始まっていますが、本ブログではここまでが2013年度、明日から2014年度の始まりとさせてください。
洋邦とも、総括記事でまだレビューしていないタイトルは今後記事を作成予定です。しばしお待ちを。
今日は長文記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
また明日。
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関連するタグ 総括
『DAFT PUNK/Random Access Memories』 5月

ゲストに多くの壮齢ミュージシャンを起用した成果か、円熟のディスコ・ミュージックを披露してくれます。メモリーにランダムにアクセスしているだけにバラエティも豊か。エレクトロでありながら、生々しいエナジーを感じます。それは全編で活躍するカッティング・ギターによるところが大きいです。ただし長すぎる、欠点はこれだけ。
『Excitements / Sometimes Too Much Ain't Enough』 9月

キンキンと高鳴るオルガンと熱いシャウト。スペイン出身のソウル・グループのセカンド・アルバム。60年代のソウル・レビューを・・・・・・ズバリ言うとティナ・ターナーを彷彿とさせるスウィング・ナンバーが全編で展開。歌う曲紹介も再現。新しさはない懐古音楽ですが、このエネルギッシュなパフォーマンスは本物。まずは動画でご確認あれ。
『James Blackshaw & Lubomyr Melnyk/The Watchers』 4月

12弦ギターの名手、James BlackshawとウクライナのピアニストLubomyr Melnykのコラボレーション・アルバム。お二人共知りませんでしたが、今年一番の美しいミニマル・ミュージックでした。海の満ち引きの如く、絶妙な強弱で反復するピアノと、叙情的なメロディを次々に紡ぐギターが絡み合い、生まれた幻想世界。
『JIM GUTHRIE/Takes Time』 5月

90年代から活躍していたトロント出身SSW、ソロとして12枚目に当たる作品。ゲーム音楽のサントラも制作しており、本作にもその影響が表れています。音楽性はギター弾き語りを基調として、シンセ、キーボード・サウンドをプラスしたファンタジックなもの。幾重にも細かいアレンジが施されたサウンドながら温もりを感じさせます。
『SOPHIE MAURIN/SOPHIE MAURIN』 5月

フランス出身シンガーソングライターのデビュ作。ピアノの弾き語りによるポップ・ミュージック。シャンソンとしてフランスでは扱われています。ビートルズ、ビーチボーイズに影響されたというだけにとってもポップな音楽性です。フェミニズムを感じさせる歌唱にはフェイストやケイト・ブッシュのようなイメージが重なります。トリッキーさもありながら牧歌的なポップ・ミュージック。
『TOM KEIFER/The Way Life Goes』 4月

ダークホース。ソウル、ブルースをこよなく愛するハードロック・グループ、シンデレラのリーダーによる突然の復活作。シンデレラの全アルバムに付き合ったものとしてお義理で聴いてみるとびっくり仰天。根は何も変わっていなかった。そしてやっぱり自分はこれが好きなんだと再確認。泣きのブルース・ハード・ロックが全編で楽しめます。
『TORSTEN GOODS/Love Comes To Town』 7月

ドイツ出身のシンガー/ギタリスト。企画盤も含めて6枚目のアルバム。前作のカバーアルバム「1980」ではクィーンやトトなどのロック・ナンバーを収録。フュージョン系のミュージシャンながら、そのソウルフルなヴォーカルと透き通った音色のジャズ・ギターはポップ・ファンにこそアピールするでしょう。80年代だったら絶対売れていたのに。
☆ 第3位
『GEYSTER/Down On Broadway』 5月

フランス人シンガーソングライターによる通算5作目。AORマニアな彼が70年代ロック黄金期をテーマに取り上げています。本人談「スティーリー・ダンとポール・マッカートニーへの憧れを反映させたアルバム」とのことで、そのままの音楽性。ちなみに英国ロック好きの発作が出たレビューではスティーリー・ダンについて一切触れていません! (エゴ)
☆ 第2位
『LEYLA McCALLA/Vari-Colored Songs A Tribute To Langston Hughes』 9月

チェロを打楽器のように打ち鳴らすスタイルは衝撃的。アメリカ人シンガーソングライターのデビュー作です。ハイチ移民の血をひく彼女。アメリカのルーツ・ミュージックを基盤として、(ハイチを含む)カリブやアフリカの民族音楽のエッセンスも注入した奥深いアコースティック音楽が楽しめるアルバムです。芯の強い音楽。
☆ 2013年度最高作
『PETE ROE/Our Beloved Bubble』4月

やはりトップは年始まで取っておいたこれでしょう。ローラ・マニングの諸作品に参加していたギタリストの、ソロ・デビュー作。今は亡きジョン・マーティンを彷彿とさせる、ハートウォーミングなメロディが特徴のブリティッシュ・フォーク。本作は今後も全曲レビューなどの記事で推していこうと思います。
洋邦の総括記事は以上です。もしも一枚でも、いえむしろ一枚だけでいいので、この機会に聴いてもらえたらうれしいです。その感想をコメントしていただけるとさらに嬉しいです。2014年はとっくに始まっていますが、本ブログではここまでが2013年度、明日から2014年度の始まりとさせてください。
洋邦とも、総括記事でまだレビューしていないタイトルは今後記事を作成予定です。しばしお待ちを。
今日は長文記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
また明日。
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面白い作品が揃ってますね!
James Blackshaw & Lubomyr Melnyk/The Watchersは特に気になりました
音と展開から名作映画のサントラのような気品を感じます…。