Jim Jidhed/ Push On Through
Jim Jidhed/ Push On Through
2017年 スウェーデン
『あのエイリアンの初代ヴォーカルがそれっぽいアルバムを!』
珍しく北欧勢が続けて登場。でも順番逆にすれば良かったかな。ごめんなさい、今日はマニアックです。1980年代後半に登場して話題となった北欧ハード・ロック・グループ、エイリアン。その初代ヴォーカルを務めていた男、ジム・ジッドヘッドによる新作ソロ作です。
エイリアンのファーストが発表された1988年(あるいは翌年だったかも)、木更津から新宿まで遠征して輸入盤店でファースト・アルバムを購入して以来、ずーっと聴き続けてきたエイリアン。クッサイなー、ダッサイなー、と思いつつも、その哀愁のメロディーの素晴らしさに「それでも好きだよなー。」とどっぷりハマっていたグループでした。
エイリアン自体は数作で解散したものの、2014年に再結成を果たしているようです。そしてジム・ジッドヘッドですがファースト・アルバムの高評価を経て脱退。以降、ソロとして活動を続けていたとのこと。ただ、リーダーのギタリストが曲を作っており、加えて後任のヴォーカルも素晴らしい技量を持っていたので、これまで気にしたことはありませんでした。そして忘れた頃に偶然耳にしたのが本作という訳です。

1回聴いただけでこれは聞き覚えがあるぞ、と感じました。彼の声はもちろんですが、哀愁たっぷりのメロディアス・ハード・サウンドが郷愁を誘います。ジムは長らくAOR路線で頑張っていたとのことですが、ここに来て突如の原点回帰。さすがに80年代当時よりも枯れた声質ながら哀愁味は健在で魅力的なヴォーカルが堪能できます。楽曲に関してはエイリアンほどの爽やかさは無く、ちょっと暑苦しいところもあり。ですが、クサさ、ダサさ共に申し分ないメロディーが満載で、往年の雰囲気は十分に楽しめます。バンド演奏は速弾きをビシバシ披露するギター(これが暑苦しさの元になっていますが)を中心に、華やかでキレのあるアンサンブルを聴かせてくれます。
If We Call It Love
2017年 スウェーデン
『あのエイリアンの初代ヴォーカルがそれっぽいアルバムを!』
珍しく北欧勢が続けて登場。でも順番逆にすれば良かったかな。ごめんなさい、今日はマニアックです。1980年代後半に登場して話題となった北欧ハード・ロック・グループ、エイリアン。その初代ヴォーカルを務めていた男、ジム・ジッドヘッドによる新作ソロ作です。
エイリアンのファーストが発表された1988年(あるいは翌年だったかも)、木更津から新宿まで遠征して輸入盤店でファースト・アルバムを購入して以来、ずーっと聴き続けてきたエイリアン。クッサイなー、ダッサイなー、と思いつつも、その哀愁のメロディーの素晴らしさに「それでも好きだよなー。」とどっぷりハマっていたグループでした。
エイリアン自体は数作で解散したものの、2014年に再結成を果たしているようです。そしてジム・ジッドヘッドですがファースト・アルバムの高評価を経て脱退。以降、ソロとして活動を続けていたとのこと。ただ、リーダーのギタリストが曲を作っており、加えて後任のヴォーカルも素晴らしい技量を持っていたので、これまで気にしたことはありませんでした。そして忘れた頃に偶然耳にしたのが本作という訳です。

1回聴いただけでこれは聞き覚えがあるぞ、と感じました。彼の声はもちろんですが、哀愁たっぷりのメロディアス・ハード・サウンドが郷愁を誘います。ジムは長らくAOR路線で頑張っていたとのことですが、ここに来て突如の原点回帰。さすがに80年代当時よりも枯れた声質ながら哀愁味は健在で魅力的なヴォーカルが堪能できます。楽曲に関してはエイリアンほどの爽やかさは無く、ちょっと暑苦しいところもあり。ですが、クサさ、ダサさ共に申し分ないメロディーが満載で、往年の雰囲気は十分に楽しめます。バンド演奏は速弾きをビシバシ披露するギター(これが暑苦しさの元になっていますが)を中心に、華やかでキレのあるアンサンブルを聴かせてくれます。
If We Call It Love
最初は何だかモノクロで地味なクリップだなー、もっとゴタゴタした往年の感じで作ってほしいなぁ、と思いました。しかしジム・ジッドヘッドがシリアスな顔でストップ・モーションになったりするのを見て、「これはこれでありだな。」と思い直しました。蜃気楼程度にギターが登場するくらいで、後は「オレサマ劇場」でございます。
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