Bassel & the Supernaturals/ Elements

Bassel & the Supernaturals/ Elements
2017年 アメリカ
『逆境を歌で変える』

 シリア系アメリカ人(シリア育ちの第一世代)のフロントマン、バジル・アルマダニが率いるファンク・ロック・バンド、バジル&ザ・スーパーナチュラルズ。戦争で傷ついたシリアでの人道的努力を働きかけるために活動しているとのこと。ここまで確固たる思想を持ち、それに沿った音楽活動をするミュージシャンは今日では珍しいと思います。しかし且つては黒人解放運動と音楽は連動していました。直接、その運動を知らなくとも熱意が伝わる音楽。バジル&ザ・スーパーナチュラルズにも、いにしえのマーヴィン・ゲイやダニー・ハサウェイなどと同様に、現状を訴えて世界を変えたいと願っているのだと思います。
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 バジル&ザ・スーパーナチュラルズはシカゴを拠点に活動しているグループ。ブラス・セクション、鍵盤を含む9人編成です。バンドの結成時期は不明ですが、2013年にデビューEPがリリースされているので、その数年前だと推察されます。本作はファースト・アルバムとなります。
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 前述した通り、ファンク、ソウルを基盤とした音楽性ですが、おおらかなアメリカン・ハード・ロック、ジャズ、プログレッシヴ・ロックといった様々な要素を内包したごった煮サウンドが特徴です。手数が多くパワフルなドラム、フュージョンのように高音で鳴くシンセサイザー、オーセンティックなヴォーカル、重厚なブラス・セクションなどが飛び交うバンド・アンサンブルは、とてもエネルギッシュ。英語は分からないので、彼らのメッセージを歌から聴きとることは出来ませんが情熱は伝わります。

Lost

身体全体を使ってパフォーマンスをするヴォーカルがバジル・アルマダニ。5分台の曲ですが、途中で静パートを挿入するなど展開が凝っています。
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