Angelica Garcia/Medicine for Birds

Angelica Garcia/Medicine for Birds
2016年 アメリカ
『若人の屈折した感性が美味』

 ワーナーが2016年度イチオシとして送り出している新人SSWのデビュー作です。宣伝文にはゴシック、アメリカーナ、ブルースといったキーワードが散りばめられており、実際に渋い土着的な音楽性を持っているのが特徴。更に彼女の音楽は静と動の対比が鮮やかで、喜怒哀楽もくっきりと浮き上がっています。スケールの大きさと確かなルーツの存在が感じられて、有望新人という触れ込みは伊達ではありません。
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 ロサンゼルスで育ったアンジェリカ・ガルシアは17歳の時、ヴァージニア州アコマックへの引っ越しを経験。彼女は環境に適応することが出来ず、孤独な日々の中で音楽制作に目覚めました。その頃の鬱屈とした気持ちが作曲の原動力となっており、ダークな音楽性が根付いた切っ掛けでもあるようです。
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 デビュー作のプロデュースはチャーリー・ピーコックが担当。JAZZ畑のプロデューサーである彼の関与によって、ジャズ特有のヴォーカリーズの要素がより強まった印象があります。

 ブルースというよりヴードゥーのような妖しさ、禍々しさを持つ彼女のヴォーカルが素晴らしい。リズムに乗った生き生きとした歌
唱には引き込まれます。
楽曲はミドル・テンポのものが多く、緩やかに漂うような聴き心地。ヴァイオリン、シンセ、パーカッションなどを含むバンド編成での録音で、あくまでアンジェリカのヴォーカルを前面に出したアレンジがされています。

Orange Flower


60年代風のオレンジ・シャツが素敵。若さゆえの焦燥感がにじみ出たサイケデリック・ロックです。
The Devil Can Get In

こちらはテレビ番組での弾き語り映像。本格ブルース。弾き語りになって泥臭さが浮き彫りになっています。

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