L.A. Salami/Dancing With Bad Grammar

L.A. Salami/Dancing With Bad Grammar
2016年 イギリス
『泥臭さと清々しさが混同した特異な個性』
 
 アコギがつま弾かれる爽やかなフォーク・パートと、泥臭くダイナミックなブルース・ロック・パートが交錯。その方法論はツェッペリンを彷彿とさせる部分もあり。清々しくも陰りを含んだサウンドは往年のパブ・ロックのようなラフな味わいがあり、非常に英国的です。今、ネットで検索して知ったのですが、彼はエド・シーラン、ジェイク・バグ、ジェイムス・ベイに続く大型新人と形容されており、納得した次第。

 L.A.サラミはロンドンを拠点に活動しているSSW。本作がデビュー作となります。プロデュースはジェイク・バグの作品を手掛けたことで知られるマット・イングラムが担当。
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 シンガーソングライターである以上、弾き語りを基本としているはずですが、アルバムはバンド録音がされています。編成はギター、ハーモニカ、ピアノ、リズム隊。

 L.A.サラミのヴォーカルは声量が抜群でハキハキとしています。素晴らしい。家系のルーツはナイジェリアとのことで、南米の民族音楽を彷彿とさせるような原始的なリズムを導入していることもポイント。それらのリズムに歌詞を乗せるセンスにも秀でておりギル・スコット・ヘロンのような躍動する詩の朗読を披露しています。これら南米のルーツと英フォーク、ブルースのルーツが融合しているのが、彼の音楽の面白いところだと思います。
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Going Mad As The Street Bins

 冒頭の文章はこの曲を聴きながら書きました。正にツェッペリン的だと思います。アルバムはバラエティーに富んでいるので、こういう曲はこれだけですが、泥臭さと清々しさが混同している味わいは感じ取れると思います。このダイナミックな完成版にはプロデューサーの貢献が大なのでしょう。弾き語りでも聴いてみたい。僕は輸入盤で手に入れてしまいましたが、今からなら歌詞が付いている日本盤がおすすめです。(歌詞が面白そうです)。

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