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三枝茂樹/永遠に向かって

三枝茂樹/永遠に向かって
2018年 日本
『70年代フォークの名残』


 70年代後半から80年代前半に東海地区で活躍していた伝説のフォーク・シンガー、三枝茂樹。彼が1985年に亡くなった際、追悼盤として自主制作されたのが本作とのこと。2018年、二度目のCD化となりました。
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 ジャケットの宇宙的なイメージから、シド・バレットみたいなのかな、と思っていたのですが、音楽性はカントリー・ロックが基盤となっています。解説にはグラハム・ナッシュやジャクソン・ブラウンの影響が書かれていますが、付け加えるならボブ・ディラン、CSNやポコと言った辺り。またギターはブルージーでねっとりとしており、時にブリティッシュ・ブルース・ロックっぽい感じがあり。「I shall be released」をカバーしているから、というだけでなく西岡恭蔵のような日本語の語り口をしているのもポイントです。70年代フォークの王道といえる内容で、ディスコ全盛の活動当時では地下に沈んでしまうのも納得。残された歌はどれも味があり、虚無感が漂うのが特徴。これがジャケットのイメージとなったのでしょう。ただ、作品として残すことを想定していなかった故の音質の悪さが悔やまれる。でもリリースしてくれたことに感謝です。いとうたかおを始め、いくつかのミュージシャンが今も彼の歌を歌い継いでいるとのこと。

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