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Jimi Hendrix/Both Sides of the Sky

Jimi Hendrix/Both Sides of the Sky
2018年 イギリス
『そろそろ我に返るときか』

 何だか『First Rays Of The New Rising Sun』がリリースされたことが遠い昔のような、と思っていたら1997年のことでした。再びリリースされたジミ・ヘンドリックスの発掘音源集第5弾の登場です。

 これら未発表音源集は、それぞれテーマが設けられていたような気がするのですが、棚に収めてしばらく聴いていないでいると忘れています。今一度、自分の為に復習しておきます。
1.First Rays Of The New Rising Sun(1997) バンド・オブ・ジプシーズ解散(1970年1月)~ジミ死去(同年9月)までのセッションで残されたアイデアを中心にまとめられたアルバム。次回作になるはずだった構成に近いとされています。
2. South Saturn Delta(1997) 1967年~1970年の音源を収録。当時、未発表曲が多数収録されたアルバムとされていました。
3. Valleys of Neptune(2010) 1969年(エクスペリエンス末期)の音源を中心に構成。エクスペリエンスの次のアルバムを作るためのセッションの模様。ですが芳しい成果が得られなかった為、解散したのであるからして内容は薄い。タイトル曲はいい。
4. People, Hell and Angel(2013)1968年~1969年のニューヨーク録音を収録。バンド・オブ・ジプシーズの活動期と重なる時期のものとなります。トリオ編成を基本として、サックス奏者やスティーヴン・スティルスなどを迎えたセッション音源が特徴。

 上記のうち、1、3、4は「4枚目のスタジオ作」という文句がメディアで使われていました。何だか不健全。

 さて今回の第5弾。『Valleys of Neptune』以降のアルバムはアーカイヴ・シリーズと銘打たれており、本作は第三弾となるそうです。ややこしいかな。1968年~1970年の音源を収録。今回もスティーヴン・スティルスとのセッション音源が2曲(「$20 Fine」「Woodstock」)されています。目玉はジョニー・ウィンターとの共演「Things I Used to Do」。ずっしり来るブルースで、ジョニー・ウィンターのスライド・ギターが魅力的。ジミが楽しんでいることが伝わるところもポイントです。前述したスティーヴン・スティルスとのセッション音源も、同様に素晴らしい。他は玉石混淆で石多めな感じです。遺族がしっかりジミの音楽を守る、とのことですが、世に出すつもりのなかったリハーサル・テイクをバンバン出してしまうのは方針に沿うことなのか。結局これまでと同じ道を・・・・・・などと言うのは野暮かな。スタジオ音源としては初、と言われてもテンションがライブテイクと比べると落ちるので感動が薄い。
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このラインまで発掘するなら、最初から録音順に並べてリリースしてほしいとも思います。と、書いていて思いついたのですが、これまでリリースされた未発表音源を録音日時順にプレイリストに並べてSpotifyで公開すれば需要がありそう。

Jimi Hendrix - Both Sides of the Sky (2018) – Compilation Music
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