長野友美/時のたてがみをつかんで

長野友美/時のたてがみをつかんで
2017年 日本
『部屋で落ち着いている時や旅の小休止の時に聴きたい』

 長崎出身で、京都を拠点に活動しているシンガーソングライターによる三枚目のアルバムです。彼女の音楽は、今回初めて聴きます。
71PmjX8sj_L__SX355_.jpg

 プロフィールには情報が少なく、その中でアイルランド民謡やブラジル音楽に興味があることが書かれていました。ギターで作曲をしています。録音は長野友美のギター弾き語りを基本として、そこへ伴奏として楽器が加わる形で行われています。クレジットは
以下の通り。
<参加ミュージシャン>
CONTRABASS:HIROSHI FUNATO 船戸博史
CLARINET:WAKA OKABAYASHI 岡林和歌
DRUMS:TAKUJI ITOU 伊藤拓史
ELECTRIC GUITARS:HIDEAKI KURIMOTO 栗本英明
FLUTE:NAOE MORIBE 森部直枝
STEELPAN,PIANO:MEME めめ
PRODUCED BY HIROSHI FUNATO 船戸博史
上記の通り、船戸博史が参加しています。全11曲のうち、9曲を自作しており、残り2曲は提供曲です。

 風景描写が丁寧な歌詞と、冷たく清々しい、それでいて軽やかな歌唱。サビをはっきりさせずに放り投げたような(鼻歌のような)曲展開。これらの要素を持つ彼女の音楽は、ジョニ・ミッチェルからの影響を強く感じさせます。アイルランド民謡のような寒々しさや、ブラジル音楽のようなゆったりとしたリズムを反映させた曲もあり、バラエティーは豊か。楽器の足し方で各楽曲の個性を出している、プロデュース振りも見事です。

 地味なのですが、何故かもう一度聴きたくなるタイプの音楽でした。
関連するタグ 日本SSW