Cheap Trick/We're All Alright!

Cheap Trick/We're All Alright!
2017年 アメリカ
『ノスタルジーたっぷり』

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プ・トリップの新作がリリースされました。何だかレトロなジャケだな、と思ったら70年のグループ・ショットを使っていたりして、どういうことだろう。どうやら今回のアルバムには昔に制作中だったデモ段階のボツ曲を蘇らせたものがいくつか(いや、ジャケがこういうテイストだから相当量だと思います)含まれているみたいです。長い活動歴があるからこそ、出来る企画ですね。

 聴いてみると納得。70年代のチープ・トリックがやっていた、ギターリフを主軸としたポップなロックンロール調の曲が充実しています。とは言え、当時のチープ・トリックのような隙間を空けた音作りや、甘さは控えめで、『Lap of Luxury』(1988年)期のようなエッジの鋭いパワフルなロック・サウンドになっているのがポイント。

 楽曲は単純明快なロックンロール、MTV時代を彷彿とさせるパワーバラードとこれまでのキャリアに於いてのハイライトをいいとこどりしています。ヴォーカルは力強いシャウトをする部分がありつつも、ちょっとパワー不足。エフェクトに頼りがちです。ロビン・ザンダーもかなりのベテランですから、これは仕方ありません。むしろ今出来る精いっぱいで若い頃の作風に挑戦している様を見届けるのが楽しみというべきでしょう。ノスタルジーたっぷり。昔からのファンにもおすすめのアルバムです。

Long Time Coming (Static Version)
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