Dee Snider/We Are The Ones

Dee Snider/We Are The Ones
2016年 アメリカ
『ディー・スナイダー健在』

 ディー・スナイダー、3枚目のソロ作。などと書いてみても自分でもディー・スナイダーが3枚もソロ・アルバムを出していることは知りませんでした。そもそもディー・スナイダーのことを、ここを読んでいる方々はご存じなのでしょうか?基本的なことから書いてみようと思います。

 ディー・スナイダーは元々、トゥイステッド・シスターというグループで活動していました。トゥイステッド・シスターはLAメタル全盛期の立役者となったグループで、1980年代に活躍。PMRCが選ぶ最も不愉快な15曲(1985年)のリスト入りを果たした「We're Not Gonna Take It」など、下品なメッセージを込めたポップなヘヴィ・メタルが特徴でした。ディー・スナイダーはその看板シンガーとして、悪童を力いっぱい演じてグループを牽引。爬虫類系のヴォーカルのインパクトと共に大人気となりました。バンドの栄華は80年代の数年で終わり、一度の再結成を経たトゥイステッド・シスターも2016年に再度解散したとのこと。ディー・スナイダーは再結成トゥイステッド・シスターと並行して、別グループでの活動やソロ・アルバム制作と精力的に活動しています。バンド解散後、すかさずソロ・アルバムをリリースする姿勢も頼もしいです。
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 ディー・スナイダーが61歳にしてリリースした今回のアルバム。素晴らしい内容です。元々アリス・クーパーからの影響を感じさせるグラム・ロック系のサウンドを得意としていましたが、ソロとなって自身のヴォーカルによりスポットを当てることでより派手でポップな面が強調されています。分厚いバンド・サウンド、年月を経て嗄れ声になったもののけれん味たっぷりのヴォーカル、共に素晴らしい。メタリックなギター・ソロの後ろでストリングスが入っていたりする辺りにソロっぽさを感じますが、トゥイステッド・シスター本体との差異はほとんど感じません。全く期待していなかった分、うれしい驚き。尚、本作では「We're Not Gonna Take It」をリメイクしており、パワー・バラード調にアレンジされています。

We Are The Ones
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