ドンガンボン/ビリオンサン

ドンガンボン/ビリオンサン
2016年 日本
『酉年で良かった!』
 
 2012年結成、都内を中心に活動するオルタナティヴ・ロック・バンドのファースト・アルバム。初めてyoutubeで「マジでトサカにきた」を聴いた際には「粗くて汚い演奏だし、ヴォーカルも何言っているのか分からないな。ギターの音量に負けている」とブツブツ思いながらも最後まで聴いてしまう。まぁいいかな。しかしその時から彼らの気怠い歌声とメロディーが頭から離れず・・・そして2017年酉年。酉年ソングを考えていた僕の口から「マジでトサカにきたぜーー」と発せられて・・・ハッ、何の歌だっけ!家に届いてから何度も聴いています。酉年で良かった!
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 届いたCDが分厚かったので「あれ。間違えてDVD付きの方を頼んでしまったのかな?」と思いました。開けてみると各楽曲の詳細をメンバー自身が解説してくれているセルフライナーノーツが封入されていました。彼らの曲がどこから生まれたのか、そのヒントがふんだんに記されており、ともかく音楽に対する愛情に触れることが出来てうれしい特典でした。「日本でプロのギターリストと勝手に名乗ってる人の中にカッコいいと思える人が殆どいないのは本当に危機だと思います。」という発言が曲解説の中で入っていたりするのは素敵。文中ではアル・グリーンやペイヴメント、B’Zなど幅広いミュージシャンが登場しています。
 
 実は僕はローファイが苦手です。何故あそこまで歪ませるのか理解が出来ません。ドンガンボンのCDの解説には自分たちの音楽はローファイだと語っている箇所があります。そう考えると初試聴で「粗くて汚い」と判断した自分の感覚にも納得。やっぱり何度聴いても何を歌っているのか分からないです。粗くて汚いと感じていた演奏とヴォーカル。そのザラザラさ加減と美しいメロディーの組み合わせが気持ちいいことが分かりました。もちろん未完成な音楽だと思いますが、だからこそ次のアルバムが楽しみです。

マジでトサカにきた
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