Clea Vincent/Retiens mon desir

Clea Vincent/Retiens mon desir
2016年 フランス
『生音を大事にしたシンセサイザー使い』

 先日、ダニを紹介したばかりですが、再びフランスのミュージシャンをご紹介。2014年にEP2枚をリリースしており、既にフレンチ・ポップ・マニアからは注目を浴びていたクレア・ヴィンセントが満を持してデビュー作を発表しました。

 クレア・ヴィンセントはパリを拠点に活動するクリエイター。ジャズ・ピアニストとしても活躍しているとのこと。

 フランスらしい、エレクトロ要素満載のミニマルでポップなダンス・チューンを指向している彼女。特に90年代以降のフランス産エレクトロ・ポップスからの影響を受けている模様です。今回のアルバムでは作曲メンバーとしてタヒチ80のラファエル・レジェを迎えていることもポイント。
clea_vincent_cover-1_1140x484.jpg

 フレンチ・エレクトロには欠かせない煌びやかなシンセサイザーはオンオフのメリハリが効いており、ピアノやコーラス、サックスなど生音の味わいを電子音が消さないよう配慮が行き届いています。ジャズに通じているだけに、フュージョン、AORのような洗練された雰囲気をところどころで醸し出しており、それも個性となっています。加えて爽やかですっきりと通る歌声も素晴らしい。

 個性を出すのが難しいジャンルなので、最近は自分もあまり取り上げなかったのですが、本作の出来は素晴らしかった。
a0844091756_10.jpg

Achète le moi
続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ フランスポップスエレクトロ