BLUE/FOOL’S PARTY

BLUE/FOOL’S PARTY
1979年 イギリス
『地味な内容ではありますが、素朴な温かみが魅力』

 70年代後半のブリティッシュ・ロックというと、どうしても不作のイメージが付きまとってしまい、必然的に棚に入っているその辺りの年数のアルバムは少なくなっています。そんな自分が久しぶりに購入した1979年のアルバムが本作。
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 1973年にデビュー。スコットランドを拠点に活動していたロック・バンド、ブルー。ウエストコースト・サウンドを意識したフォーク・ロックが特徴で、CCRやイーグルスなどと比較される「イギリスのアメリカ」的な味わいを持ったグループです。セカンド・リリース後にエルトン・ジョンのロケット・レーベルへ移籍。そこからリリースされた2枚目(通算4枚目)のアルバムです。

 60年代にはポップ・グループ、マーマレードで活躍していたギタリストにしてソングライターであるヒュー・ニコルソンが在籍しているのがポイントで、柔らかいコーラスとストリングスが印象的なウエストコースト・サウンドは彼が中心に作り上げたものです。ラスト作となった本作では、その傾向は一番顕著に出ています。泣きのギター、壮麗なストリングス辺りにイギリスの名残はあるものの、ほぼアメリカンなロックが楽しめるアルバム。1979年のこの音楽というのは、相当時代遅れなのかもしれません。ハイライトもハッキリせず、地味な内容ではありますが、素朴な温かみが魅力です。

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