DAN PENN/Nobody’s Fool

DAN PENN/Nobody’s Fool
1973年 アメリカ
『やっとメジャーから日本盤化』

 ダン・ペンのファーストもナイス・プライスで再発されました。自分が持っていたのは最初にCD化された時のレパトワー盤だったので、この機会に買い直しました。やはりSSWのアルバムは歌詞対訳付きがうれしい。
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 60年代のアラバマ州にて、フェイムとマッスルショールズ・スタジオを拠点に活躍したSSW。アレサ・フランクリンやクレランス・カー
ターなど、ソウル・ミュージシャンを中心に多くの楽曲を提供していました。本作は彼のファースト・アルバムで、スプーキー・オールダム、ディキシー・フライヤーズなど、裏方仕事を経て得ることが出来た人脈をフルに活用して制作されています。

 カントリー、ブルースを基盤とする土着的な演奏はきっちり泥臭く、スワンプであることを主張しているのですが、上品なストリングスとピアノが甘さを演出。90年代、このアルバムがCD化された際にはスワンプの名盤という紹介をされていました。実際、その通りなのですが、上記のようなソウルのルーツを知って改めて聴いてみると、甘さがはっきりと認識出来ました。本作では、当時流行したトロトロなスウィート・ソウルが隠し味になっているようです。

 スプーキー・オールダムを始め、何人かと共作をしており、且つ60年代から書き溜めてきた豊富なストックのおかげで、バラエティーに富んだ内容となっているのもポイントです。

 感情を丁寧に乗せた渋い歌声も魅力的。

Raining in Memphis
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