Lindsey Webster/You Change

Lindsey Webster/You Change
2015年
『黒が似合う』
lndsey WebsterYou Change

 雰囲気のあるジャケにやられてしまいました。
これは試してみなければ。

 リンジー・ウェブスターはニューヨーク州ウッドストック出身のSSW。
小学校時代よりチェロを習うことで音楽を身近に置いて生活してきた彼女。
大学は芸術学校を選び、そのためにニューヨーク市へ移住します。
そして2009年、彼女のパートナーとなるキース・スラテリーと出会うことに。
彼との出会いを切っ掛けにより本格的な音楽活動をスタート。
ベアズヴィル・シアターやリヴォン・ヘルム・スタジオ、
ヘルシンキハドソン、ダリルズハウス、ロックウッド・ミュージックホールなど
様々な会場でライブを開催、経験を積みました。
本作は彼女の3枚目のアルバムとなります。

 ジャジーなピアノと余白を多く空けたスムーズなリズム隊。
洗練されたアダルト・コンテンポラリーの佇まいに、
ふくよかな奥行きを感じさせるソウルフルな(ミステリアスな雰囲気も併せ持つ)ヴォーカルが乗る。
そのサウンド・イメージはかつてのシャーデーにも近いものを感じさせます。
ただしシャーデーにあった透明感は希薄で、
リンジー・ウェブスターはピアノに寄り添ったソウルフルなSSWの佇まいを纏っているのが特徴。
ヴォーカルの芯の強さ、低音の伸びがそう感じさせる要因でしょうか。
とてもハート・ウォーミング。

 クールで都会的な楽曲が並んでおり、ヴォーカリストとしての魅力も抜群。
AOR系の新人SSWを探していた方には「2015年ならこれ!」とお勧めできる質の高さです。

Fool Me Once
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Raven/Extermination

Raven/Extermination
2015年5月 イギリス
『アァァァァァアアアアァ!』

 そろそろ2015年に聴いた新譜の総括記事でも書こうかな。
その前にチェックを漏らしていた有望なアイテムが無いかチェックしておこう・・・・・・すると・・・・・・

アァァァァァアアアアァ!
レイヴンの新譜が5月に出ていたなんて。
しかも来日公演までしちゃっていたとは。
一生の不覚。これはちょっとショックです。
そして今。深夜2時にレイヴンの新作を(ヘッドホンもせずに)聴きながら呆然自失。

 レイヴンはNWOBHM期から活躍する、トリオ編成のヘヴィ・メタル・バンドです。
ジョン・ギャラガーのハイ・トーン・ヴォーカルによる、
スピード感溢れるパワー・メタルによって80年代初頭に人気を博しました。
ライブ盤発表後は長い低迷期に入りましたが、
近年は初期に立ち返ったかのようなエネルギッシュなアルバムを発表しています。
今回のアルバムは5年振り、13枚目となります。

RAVEN-ExtermiNation-DLP-CD-GREEN.jpg

 今回もこちらの要求にバッチリ答えた、元気爆発なヘヴィ・メタル・アルバムとなっています。
常にテンション・マックスで叫び続けるヴォーカル、
スピード第一で打ち付けるようなバンド・アンサンブル、
共に健在。
「Feeding The Monster」の歌い出し「ぷるるるるぁぁ」には痺れました。
これで50歳を超えているなんて正にアメイジング。

 個々の楽曲については、とにかく速い曲が多いので文句なし。
日本盤にはボーナス・トラックとして「Bad Reputation」(シン・リジィ)
「He’s A Whore」(チープ・トリック)のカバーを収録。
それぞれレイヴン流のヘヴィ・メタル・ナンバーへと変貌させていて楽しめました。

 聴き終えて思うことは「そうか、来日していたのか。」ということだけ。無念であります。

Destroy All Monsters
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Kariina Gretere/Amber and Fly

Kariina Gretere/Amber and Fly
2015年8月 イギリス
『寒いっ、暖房付けよう。』

 クールなだけでなく、
聴いていると血液が収斂(パソコンで難しい言葉使いたがる人ってやーね!)されるような・・・・・・
厳しい冬を思い起こさせる歌声が印象的。
何だ、このジョニ・ミッチェルのファーストを聴いている時みたいな寒々しさは。
最高じゃないか。

 彼女の名はカリーナ・グレテル。
グレテル!名前も素晴らしい。
今回は何故か日本語の情報を載せてくれているページを発見しました。
こちらです。ありがたい。
ウチのブログと運営方針が似ていますね。
さて、そちらのページによると彼女はラトビア系イギリス人のSSWとのことです。
彼女のフェイスブックでは、ロンドン出身であることと
ジョニ・ミッチェルのトリビュート・イベントに参加するとの告知を発見。(よしっ)
これがファースト・アルバムだと思われます。
Amber and Fly

 さて音楽について。
ピアノ弾き語りのフォークをベースに
シンセサイザー、自身による多重コーラスが被さる、スペーシーで神秘的なサウンドが特徴です。
ヴァイオリンもあり。
これはケイト・ブッシュの影響が大きく感じられます。
「あなた、いつもケイト・ブッシュって言いますよね!」と心の読者に突っ込まれたので補足しますが、
僕はケイト・ブッシュ・レーダーを持っているので
そういうミュージシャンが引っ掛かってしまうのは致し方ないのです。
ただ彼女のケイト・ブッシュ指数は80を超えています。これは驚異的。
「さっきはジョニ・ミッチェルって・・・」
そう、つまりジョニ・ミッチェル+ケイト・ブッシュです。
ケイト・ブッシュのサウンド・プロダクションをバックにジョニ・ミッチェルが歌っているような・・・・・・。
いささか短絡的ですが、聴いていただければ間違いはないと感じてもらえるはず。
これは素晴らしい組み合わせですよ。
(尚、この文章を書いた後、ケイト・ブッシュのカバー曲(神秘の丘)を演奏している
彼女のyoutube動画を見つけました。(よしっ)

Amber and Fly
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Jamie Woon/Making Time

Jamie Woon/Making Time
2015年11月
『英国らしいエレクトリック・ソウルとは』

 エレクトリック・ソウル。
打ち込みを多用したエレクトロ・サウンドとソウルを融合させた音楽のことを指します。
近年ではジェイムス・ブレイクが有名ですね。
自分も今年、このジャンルのアルバムを何枚かレビューしています。
エレクトリック・ソウルに於いては、
軽やかなエレクトロ・ビートとファルセット・ヴォーカル
(このジャンルは裏声が肝であることが多い)の絡みが美しいと感じている次第。

 今回ご紹介するジェイミー・ウーンもエレクトリック・ソウルを指向するSSWの一人。
しかも2011年にエレクトリック・ソウルのアルバムをリリースしているというから、
時代の先駆者と言っても過言ではありません。
アルバム発表後はバンクスのアルバムに参加。
またラナ・デル・レイの楽曲をリミックスするなどしていましたが、4年間自身の活動は沈黙。
今回4年の沈黙を破ってのセカンド・アルバムということになります。
Jamie-Woon.jpg

 さて音楽性について。まず、エレクトリック・ソウルの割には音の隙間を多く取っているのが印象的。
エレクトリック・ソウルとしてのスペーシーな浮遊感はあり。
その上でアコギ、ピアノといったアンプラグドな楽器の音が大きく響いているのが特徴です。
そのせいか、時にフォーキーと感じるところも。
彼の母はスコットランド・フォーク・バンド、コントラバンドでフロントを務めていたメイ・マッケンナとのこと。
いくつかの曲で弾き語りフォークっぽいイントロが出てくるのを含めて、その血筋を確かに感じます。

 ポーティス・ヘッド等に通じるゴシックな雰囲気、
ピンク・フロイドの如き宇宙空間を感じさせるダークでスケールの大きな音楽。
それでいてファンタジー・テイストも内包している。
非常に英国的です。
次回作は早めにお願いいたします。

Little Wonder (Live from Konk Studios)
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Torsten Goods/Thank You Baby!

Torsten Goods/Thank You Baby!
2015年10月 ドイツ
『ダンディな歌声がたっぷりと楽しめるアルバム』

 ドイツ出身、フュージョン系SSW/ギタリスト、トルステン・グッズの新作が届きました。
前作までは輸入盤店を中心にフォローされてきた彼のアルバムですが、
今回は品揃えこそされているものの日本語でのレビューをネットで見かけることが出来ませんでした。
どうやら今回はソウル、ジャズのスタンダードをカバーした渋いアルバムとなっており、
その辺りが影響した模様です。
9731-2_Titel.jpg

 レコーディング・スタッフには所属レーベルであるアクトの精鋭が参加。
プロデュースはドイツを代表するジャズ・ドラマー、ウォルフガング・ハフナーが担当。
自身のヴォーカル/ギターに加え、ロベルト・ディ・ジオラ(フェンダー・ローズ)、
ティム・ルフェーブル(ダブル・ベース)、ウォルフガング・ハフナー(ドラム)という編成です。

 マーヴィン・ゲイが歌ったホーランド=ドジャー=ホーランド作の「How Sweet It Is」や
黒人霊歌「誰も知らない私の悩み」の他、
ナット・アダレイ、オスカー・ブラウンJr、レイ・チャールズなど
ソウル、ジャズの渋いミドル・ナンバーが並んでいます。
オリジナルもいくつかありますが完全に同化。

ピアノ・ジャズによるヴォーカル作品となっており、得意のギターはごく控えめ。
その分、彼のダンディな歌声がたっぷりと楽しめるアルバムです。
軽快なスキャットを披露するヴォーカル、ふくよかな音色で表情豊かなピアノが素晴らしい。
加えてインストである「誰も知らない私の悩み」辺りで
クローズアップされているグルーヴィなリズム隊も、もちろん申し分なし。
抜群にキャッチーであった前作に比べると地味ですが、こちらも一級品には間違いありません。

「Midst Of Your Love」
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Bill Ryder-Jones/ WEST KIRBY COUNTY PRIMARY

Bill Ryder-Jones/ WEST KIRBY COUNTY PRIMARY
2015年11月 イギリス
『ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのヴォーカルが
デヴィッド・ボウイになっちゃったみたいな』


 UKインディー・シーンを代表するグループの一つ、ザ・コーラルの元ギタリスト、
ビル・ライダー・ジョーンズのソロ3作目だそうです。
(自分はザ・コーラルのことを詳しく知らず、何曲か聴いたことがある程度でした。)
そういった事情には疎かった訳ですが。
内に向かった激情を吐き出しているエモーショナルなヴォーカル、
ヘヴィなリフを引きずるファズ・ギター。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのヴォーカルが
デヴィッド・ボウイになっちゃったみたいなサウンドは大好物。即購入した次第です。
BJ.jpg

 ファーストはオーケストラ・アレンジ、
セカンドはニック・ドレイク風アシッド・フォーク、と作風を変えてきた彼。
サードの本作では、アシッド・フォークという方向性はそのままですが、
バンド・サウンドで録音されています。

 鬱屈して少し掠れ気味のヴォーカル。
ギターは振り子のようにリフを繰り返してわななくのみ。
単純ですが、穏やかな歌い出しから感情が沸き上がるままに
ヘヴィなサウンドへと変化していく様は、ドラマティック。
フロイドの如き、夢幻のキーボード・ワークも素晴らしい。

歌われるメロディーは内省的で美しく、ニック・ドレイクを引き合いに出されることも納得。
伝統に則っており、乱暴に言えばポール派だと思います。

幼いころに使っていた寝室で録音したとのことで、密室ならではの閉じ籠った音になっているのもポイント。
膝を抱えて聴いていたいアルバムになっています。

「Bill Ryder-Jones - Satellites (Live at Green Man)」
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King Gizzard & The Lizard Wizard/Paper Mâché Dream Balloon

King Gizzard & The Lizard Wizard/Paper Mâché Dream Balloon
2015年11月 オーストラリア
『あのウォンブルズをオマージュ』

 イギリスの子供向け番組『ウォンブルズ』。
その音楽はポップ職人マイク・バットが携わっています。
片腕としてカメレオン・ギタリスト、クリス・スペディングもいました。
その内容はビートルズやビーチ・ボーイズの影響を子供向けの歌へと変貌させたメルヘンチックで牧歌的なもの。
参考楽曲→「The Wombling Song 」
ブリティッシュ・ロック・マニアたるもの、イギリスのポンキッキである『ウォンブルズ』もチェックするべし。
なのであります。
はて、何でこの書き出しなのだ。・・・・・・そうそう。

これがウォンブルズのファースト。
Wombles-Wombling-Songs.jpg

そしてこれがキング・ギザード&ザ・リザード・ウィザードの新作。
Paper-Mache-art-LO-RES.jpg

あれ?結構違うな・・・・・・
まぁとにかく

間違いなく「ウォンブルズ・ラブ」。
(ふっふっふっ、1分聴いただけでウォンブルズだと分かってしまったよ!)

 キング・ギザード&ザ・リザード・ウィザードはオーストラリア、メルボルン出身。
7人編成。ギター3人、ドラム2人、ハーモニカ1人、ベースという内訳です。
2010年に結成されて以来矢継ぎ早にアルバムをリリース。
既に本作で8枚目という多作振り。
前作までは未聴ですが、サイケ・ガレージをベースとして変貌してきたようです。

 そして本作は既に述べたように
ウォンブルズをお手本としたポップ・ミュージックが展開されています。
優しいささやき声と、のほほんとした笛の音。
奏でるメルヘンチックなメロディーは最高。極上のサイケ・ポップです。
ウォンブルズの皮を被りつつも、
やたらアグレッシヴなドラムと、カッチリ決められたバンド・アンサンブルが
完全に大人向けであることもポイント。

 尚、彼らは新作をレコードで毎回リリースしているのですが、
プレス枚数が僅かであるため、瞬く間に売り切れてしまうようです。
本作も軒並み売り切れの模様。
もちろん、ダウンロードでも入手可。

「Paper Mâché Dream Balloon」
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Lemar/The Letter

Lemar/The Letter
2015年10月 イギリス
『もう一度得意ジャンルで』

 レマーはロンドン北部、トッテナム出身のソウル・シンガー。
彼は2002年、オーディション番組でアル・グリーンの「Let’s Stay Together」などを歌い3位を勝ち取ります。
これを切っ掛けとして、ソニーよりデビューしました。
オルガン、ブラスを加えたクラシックなソウル・サウンドで人気を集めました。
しかし、2000年代後半に流行したシンセサイザー・サウンドを取り入れたビートを強調した方向性にシフト。
これが裏目に出て人気は低迷。メジャーからドロップしていました。

本作はインディーズ・レーベルからの出直し第二作目。
「原点回帰」のテーマを鮮明に押し出したカバー中心のアルバムとなっています。
プロデューサーにはラリー・クレインを起用。
トレイシー・チャップマンやジョニ・ミッチェルの諸作品をプロデュースしたことで、知られる伝説的な人物です。
Lemar.jpg

 選曲はアル・グリーンの「Love and Happiness」、
スプリームス・ヴァージョンが有名な61年のクラシック「Someday We’ll Be Together」、
サム・クック「Bring It On Home To Me」、
レスリー・ダンカン「Love Song」、
ヴァン・モリソン「Crazy Love」、
スペンサーデイヴィス「Gimme Some Lovin’」、
スティーヴ・ウィンウッド「Higher Love」
グロリア・ジョーンズ「Tainted Love」。
これに自身のオリジナル3曲を含む11曲という構成です。

 上記の通り、英米織り交ぜた選曲となっています。
ソウルフルなSSWの曲が多いのも特徴で、彼自身のルーツが良くわかります。

 絞り出すのようなソウルフルな歌唱はもちろんのこと、
オルガン、ピアノを前面に出した英ビート感の強い演奏も素晴らしい。

 彼自身のオリジナル3曲は要所要所で配置されており、
強力なラインナップにも負けずに存在感を発揮しています。
中でもスティーヴィ・ワンダー風のタイトル・トラック「The Letter」が目玉でしょう。

Love Song

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Bobby Caldwell & Jack Splash/Cool Uncle

Bobby Caldwell & Jack Splash/Cool Uncle
2015年11月 アメリカ
『64歳のイメチェン』

 AORシーンを代表するSSW、ボビー・コールドウェル。御年64歳。
新作のタイトルはクール・アンクル・・・・・・自分で言ってしまうところが凄いです。
名義の通り、ジャック・スプラッシュとパートナーを組んで制作されており、
クール・アンクルは二人のプロジェクト名でもあるようです。
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 ジャック・スプラッシュはアリシア・キーズ、ジョン・レジェンドなどの作品を手掛け、
グラミー受賞歴も持つ大物プロデューサー。
本作では彼のコネクションを生かし、R&B系の新世代ミュージシャンが多数ゲスト参加しています。
主なゲストは以下。シーロー・グリーン、メイヤー・ホーソーン、
ジェシー・ウェア、デニース・ウィリアムス、エリック・ビディンズ。

 内容ですがゲストが豊富なことからも分かる通り、
プロデューサーのジャック・スプラッシュが音楽をコントロール。
ボビー・コールドウェルらしいキラキラのAORをベースとして使用しているものの、
ゲスト陣の個性は自由に発揮されているため、
コンピレーション盤のようにバラエティー豊かなアルバムになっています。

 サウンドは打ち込み主体のリズムに、
上品なストリングス、柔らかく響くピアノやシンセを加えたまろやかなもの。
ブレイクビーツも入っていたりして、正しく「クール・アンクル」。64歳でこれは若いです。

 楽曲はもちろんボビー・コールドウェルが全面的に関わっています。
近代的なアレンジや若手ミュージシャンと組むことで鮮度が抜群なことに加え、
甘いロマンチズムは健在なのでご心配なく。

Game Over (Audio) ft. Mayer Hawthorne
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The Spitfires/Response

The Spitfires/Response
2015年8月 イギリス
『モッズ・フォロワーの最新世代』
 Spotifyっていつ日本に来るのですか?
さっさと受け入れてくれればいいのに・・・・・・という話をしたくなってしまうのは、
スピットファイアーズというバンド名を眺めていたからに違いありません。

 スピットファイアーズはイギリス、ワトフォード出身のロック・バンド。
今年デビューしたばかりの新人。キーボード入りの4人編成です。
The Spitfires

 音楽性で思い浮かべるのはズバリ、ザ・ジャム。
彼らは、モッズ・フォロワーの最新世代ということ。
なので、くぐもったヴォーカルはポール・ウェラーを彷彿とさせます。
歌唱、演奏ともに性急でエモーショナル。
しかしながらタイトでダイナミックでもあるところがミソ。
あくまでも現代的であり、
且つ初期のロンドン・パンクが持つ悪ガキ感覚をきちんと受け継いでいるのがポイントです。

 楽曲はリフを軸に据えた直線的なものばかりでなく、
緩急を考えて転調を配置したドラマティックなものが多く、聴きどころは多いです。
トランペットを導入してスカに挑戦している曲もあり、
そこではクラッシュっぽいポップさも感じさせてくれます。

 溌剌とした若さを感じさせてくれるロックをやけに新鮮に感じる・・・・・・そんな今日この頃でした。

4am
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