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Excitements / Sometimes Too Much Ain't Enough

Excitements / Sometimes Too Much Ain't Enough
2013年9月 スペイン
『エキサイトメンツ、こんなかっこいいグループ名が
21世紀まで残っていたなんて!』


 スペイン、バルセロナ出身のR&Bグループ、エキサイトメンツのセカンド・アルバム。
強烈な存在感を放つ、ココ・ジーン・デイヴィス嬢をフロントに据えて、
モッズ全盛期を彷彿とさせるパワフルなソウル・ミュージックをやっています。

 Who are The Excitements?(←ジミヘンのアルバム・タイトルみたい)
と題された記事を訳してみたところ、
2010年に結成され、スペインを中心に
イタリア、スイス、ドイツ、イギリスなどのクラブ、パブや、各国の音楽フェスで
ライブを披露してきたようです。
オールド・スクールのソウル・ミュージック、アフロ・アメリカンの民族音楽からの影響が顕著で、
エタジェイムズ、アイク&ティナ•ターナー、初期のジェームズ•ブラウンが
影響を感じさせるミュージシャンとして挙げられています。なるほど。

 上記でも触れられていますが、
ココ・ジーン・デイヴィスのパワフルな歌唱はもちろん、歌う曲紹介など
ショーマン・シップの素晴らしさはティナ・ターナーを彷彿とさせます。

 メンバーは7人で、
ヴォーカル、リード・ギター、リズム・ギター、ドラム、ベース、
バリトン・サックス、ソプラノ・サックスという楽器構成です。

excitementsc.jpg

かっこいい!
彼らのグループショットはかっこいいものが多いので、
どれにするか迷いました。

 音楽性はこれまで語った通りのもの。
全曲オリジナルで構成されているのもポイントです。
とにかく熱いソウル・サウンドの魅力を楽しむ。これに限ります。
取り敢えず聴くしかないですね。

「Keep your Hands Off 」ライブ

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James Blackshaw & Lubomyr Melnyk/The Watchers

James Blackshaw & Lubomyr Melnyk/The Watchers 4月
2013年4月 イギリス

『登山途中の小川休憩で聴いてみたい、そんな音楽』

 かつてカントリーやフォークの世界で活躍していた楽器、12弦ギター。
通常の6弦に複弦が追加されており、1〜2弦はユニゾン、3〜6弦は1オクターブ上に
チューニングされるのが一般的。
音色は残響のような倍音の美しさが際立っており、
かつてフォークやトラッドの世界では名手が存在していた楽器です。

 そんな12弦ギターの特性を生かした幻想的な音色で、
新しいギター・インストの世界を表現しているのが、ジェームス・ブラックショウ。
本作は彼が、ウクライナの実験音楽界を代表するピアニスト、ルボミール・メルニクと
コラボレーションしたアルバムです。

 全4曲が交響曲の4楽章の如き趣き。

 透き通るような音色の美しい反復フレーズを一糸乱れず繰り返すピアノと、
時に息を合わせて、時に自由に旋律を紡ぐ12弦ギター。
音が合わされば(ユニゾン)荘厳なる調べとなり、せめぎ合えば芳醇なメロディが溢れ出る。
ミニマリズムを追求する二人だからこその
スケールの大きなインストゥルメンタル・ミュージックとなっています。

 素晴らしい状態で録音がされており、可能な限り大音量で聴きたいところです。

「Tascheter」
続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ イギリスクラシックアンビエント

Tom Keifer/The Way Life Goes

Tom Keifer/The Way Life Goes
2013年4月 アメリカ

『あなたのことはもう何年も思い出しませんでした。』

 80年代、カントリー、ブルースをハード・ロック・サウンドと融合させた異色のLAメタルバンドがいた。
そのグループの名はシンデレラ。(ファンでも未だに名前が恥ずかしい)

 幾度か再生をするたびにどんどん渋くなった音楽性を懐かしむのも今は昔。
もはや彼らのことを完全に忘れていた2013年にヤツは戻ってきた。

 という訳でトム・キーファーがソロ・アルバムをリリースしていたことを年末に知った次第です。
てっきり音楽制作から足を洗ったものかと思っていました。
嬉しい驚きです。
アマゾン・レビューや、個人ブログには
既に熱いコメントが多く書かれていました。
愛されているな!
盛大に乗り遅れ、年を越してしまいましたが・・・・・・早速レビューを。

 ソロ名義とは言え、バンド体制での録音となっています。
シンデレラからの連続性を感じさせる、
よりレイドバックしたカントリー/ブルース・ロックとなっています。
やはり、バラードは多め。
LAメタル出身だけにダイナミックでレンジが高いサウンドです。
よく泣くブルージーなギターが中心となり、
ハーモニカ、ブロウするサックスも入るアンサンブルは、
アメリカらしい豪快なもの。
そして要であるキャッチーなメロディは、全編に散りばめられております。
それを歌い上げる枯れた味わいのヴォーカルも健在。

 ここまで5分で一気に書けてしまった。(後で直すけれども)
それだけ、待ってもいなかったトム・キーファーのアルバムが素晴らしかったということか。

「Cold Day In Hell」
続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ アメリカHR/HM

Booker Ervin/Tex Book Tenor

Booker Ervin/Tex Book Tenor
1968年 アメリカ

『俺の肺活量を見せてやる』

 ちょっと前にもブロウバカ一徹みたいな人を紹介した記憶があるのですが、
再び同じような感じの人をご紹介。

 50年代のハード・バップ期から活躍するテナー・サックス奏者、ブッカー・アーヴィンは、
とにかくブロウすることが大好き。
特段、インスピレーションに溢れるフレーズがあるわけでもなし。
とにかく力む、力む。ブロウさえ出来れば俺しあわせ。
そんな愛すべきミュージシャンなのです。
とにかく骨太な音色と、ジャイアンな吹きっぷりこそが彼の個性。
こってり濃厚な存在感を持っています。

 ここまで述べてきたことでも察せられる通り、
一般的には人気のプレイヤーとは言えませんが、
ハマる人にもその吹きっぷりが痛快に思えるようです。
かく言う私も年一回くらいならいけるクチです。

 さて本作はブルーノートに68年に録音されながら
76年まで未発表だったという不遇のアルバム。

参加メンバーは以下。

Woody Shaw(tp)Booker Ervin(ts) Kenny Barron(p)
Jan Arnet(b) Billy Higgins(ds)

チャレンジ精神溢れるフレージングが信条のウディ・ショウ、
数多くのセッションをこなす、歴戦の勇者ビリー・ヒギンスがいますね。
後のメンバーは・・・・・・分かりません。

アルバムはアーヴィンの攻撃的なブロウが堪能出来る内容です。
ブルーノートが発売を断念するのも納得のクドさ。
途中でプレイヤーを止めず完奏した方はアーヴィンと心の友になれることでしょう。

曲は「Lynn's Tune 」をどうぞ。
続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ アメリカジャズ

Jessica Pratt/Jessica Pratt

Jessica Pratt/Jessica Pratt
2012年 アメリカ

『現代アシッド・フォーク・シーンのサンプルとして』
 
サンフランシスコを拠点として活動するシンガーソングライターのデビュー・アルバム。

 サイケデリックの本場、サンフランシスコには
アシッド・フォークを指向するミュージシャンが今尚多いようです。
彼女もそんな一人でしょう。
弾き語りのみで構成されているシンプルなサウンド。
リンダ・パーハクス等の流れを汲んだ
気怠げで幽玄な音世界は、70年代アシッド・フォークと同等の質感を持っています。

 楽曲は悪くはありませんが、特に引っかかりが無い印象。弱いと思います。
しかしヴォーカルはハスキーな声質で、どこか捨て鉢なところが感じられて魅力的。
落ち着いた雰囲気で心地よく聴けることでしょう。
白黒のポートレイトによるジャケもいいですね。

 まだまだアンダーグラウンド・シーンには、
彼女のようなミュージシャンはゴロゴロしています。
ただメディアがほったらかしているだけのこと。
是非、本作からアシッド・フォークの道に入ったならば、
底なし沼のような現代アシッド・フォーク・シーンを探求して欲しいと思います。

「Mountain'r Lower 」
続きを読む(動画があるよ) » 関連するタグ アメリカSSW

New Order/Lost Sirens

New Order/Lost Sirens
2005年 イギリス

『「お通し」で飢えを癒せ』

 1970年代後半からイギリス音楽シーンに於いて、
デジタルビートを駆使してニューウェイヴ・ムーヴメントを牽引。
今尚、一線で活躍するバンド、ニューオーダー。

 本作は、2005年作『Waiting for the Sirens Call』のアウトテイク集です。
僕もファンなのでついつい、やっぱ最高だよな!みたいなことを言ってしまいがちですが、
まずは「未発表曲も聴きたい」程度のモチベーションがあるのか?
それが大切なポイントで、あくまでも普通以上のファンに向けたアイテムだと思います。
その上で1000円程度の価格で流通しているので、天秤にかけて判断されるのが賢明でしょう。

 内容ですが、『Waiting for the Sirens Call』と比べると地味ですが、質が格段に劣ることはありません。
21世紀後の彼らが得意とする、ダンス・ビートを強調したロックです。
エレクトリック要素は本編のアルバムとは違い、控えめで、ギターがその分目立っています。
アレンジを施す前だったのかもしれません。
 
 全盛期のものと比べると刺激が少ないのは確かですが、
それでも十分にクオリティの高い音楽をやっています。
ニュー・オーダーが聴きたい。しかし新譜は出ない。
じゃあ格安で出してくれた未発表曲集でも聴くか。というスタンスです。

「Recoil」
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Soggy Cheerios/1959

Soggy Cheerios/1959
2013年7月
『渋ロックの名作。クレジット通りの音がなっています。』

全然知らなかったです。
こんなユニットが始動していたとは!

本作は、鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)&直枝政広(カーネーション)による新ユニット、
ソギー・チェリオスのデビュー作。

二人共1959年生まれだから・・・アルバム名は1959って同じ年だったのですか。
うーむ、勝手なイメージで鈴木惣一朗はもっとお年を召しておられるかと。
失礼しました。

鈴木惣一朗は、インスト・グループ、ワールド・スタンダードのリーダー。
プロデューサーとしても有名で、森ガール系SSW(若干乱暴ですみません)作品を
多く担当。当ブログでは彼が担当した湯川潮音の新作をレビューしていますね。

直枝政広はカーネーションのリーダー。
(最近リリースされたトリビュート盤も、良かったです)

ゲストには、
伊賀航、鈴木慶一、藤原マヒト、細野晴臣、松本従子(ノアルイズ・マーロン・タイツ)、山本哲也
が参加しています。

こいつはワクワクが止まらない!

さてサウンドですが、今回はカーネーションの側に寄っている印象。
はっぴいえんどや、四人囃子、URCフォークへのリスペクトが感じられる
本格的な日本語ロック・サウンドとなっています。

二人のユニットですがほぼ全曲がバンド・スタイルで録音。
ゲストの御大二人はラスト・ナンバーで登場。
1963年制作の映画『喜劇 とんかつ一代』で、
主演の森繁久彌が歌った主題歌「とんかつの唄」をカバーしており、
豪華デュエットを聴かせてくれます。
最後に全部おいしいところを持っていくとはさすがであり、
ソギー・チェリオスの大人振りも際立つ構成。

新しさは無いが、しかし圧巻の完成度。

宣伝クリップをどうぞ。
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曽我部恵一/超越的漫画

曽我部恵一/超越的漫画
2013年11月 日本
『今度はアコースティック・ファンク』

 ソロになった曽我部恵一は、
その時々のモードによって作風が変わるシンガーソングライターです。
前作、前々作でのシティ・ポップ路線がお気に入りだったのですが、
今回はアコースティック・ファンク路線のようです。

 弾き語りスタイルを維持しつつ、
ファンキーでダンサフル。
それが本作の特徴。
近作2枚でも充実していた作曲面もバッチリで、
バラエティに富んだいい曲が揃っています。
(「revolution no.9」的な曲も一つありますが。)

 歌詞についてですが、
まずオープニングの「ひとり」とラストの「バカばっかり」での
怒れるメッセージが鮮烈。

ひとりじゃなんにもできないから群れて怒っている・・・
と傍観している男が、
今度は「バカばっかり」と嘆く。

他人を客観視しながら、自分が見えていないということですね。
ただ、このアルバムは「超越的漫画」だからして、
「他人を客観視しながら、自分が見えていない」やつのことを
書いている作者(曽我部氏)がどうなんだ。ということが大事なのかもしれず、
「他人を客観視しながら、自分が見えていない」やつのことを
書いている作品を聴いている皆さんはどうなんだ、
ということかもしれません。

 頭がこんがらがってきました。
ただし、そういう曲は最初と最後だけで
後の曲は何気ない日常を歌ったものが並んでいます。
「急に土砂降り、予定狂う、わーお」や
「うみちゃんぼくとでかけようよ、自転車に乗っておもしろいところへ、へへへい」
といった感じです。

これも作者が描く漫画世界の一部ということなのでしょう。
歌詞の話はこの辺にします(むつかしー)。

ヴォーカルは近年声質がハスキーになってきて、レンジは狭くなっていると思います。
しかし、歌の世界観の広がりと楽曲のバラエティでそれをカバー。
一気に聴かせてくれます。

「バカばっかり」
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tonari session's/海街アーカイブ

tonari session's/海街アーカイブ
2013年10月 日本

『香川ならではの極上のリラックスをお届け』

 キセル・フォロワーのトップランナー、
香川出身のtonari session's(カナにしちゃダメだよね、多分)によるセカンド・アルバム。
ギター、打楽器、オルガン、鉄琴による4人編成のグループです。

 前述したとおり、キセルからの影響は色濃く感じます。
しかし、鉄琴と鍵盤楽器、スティールパンなどが重なり合うことで生まれる揺らぎは、
キセルとはまた異なるノスタルジックな味わいがあります。
また、レゲエのみならずハワイアンも取り入れた、
朴訥としたリズムとメロディも彼らの個性でしょう。

師走の合間にも、ほっと出来る音楽。

公開されているクリップはアルバムに先立って作られた
映画「竜宮、暁のきみ」の主題歌とのことです。

「海街アーカイブ」
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Van Dyke Parks/Songs Cycled

Van Dyke Parks/Songs Cycled
2013年5月 アメリカ
『今こそ白状しよう。ソング・サイクルってクールだよね、
と訳も分からず、うそぶいていた青春の日のことを。』
 
 『Songs Cycled』というタイトルから、
かつての奇作『Song Cycle』へのオマージュが感じられるヴァン・ダイク・パークスの新作。
どうやら2011年にアナログでリリースされていた6枚のシングル盤をまとめたものらしいです。
ブックレットには全シングル盤のアートワークが再現されています。

 ヴァン・ダイク・パークスは、アメリカの音楽家。
50年代アメリカへの回顧音楽と呼べる、
ノスタルジー溢れるポップ・ミュージックを生み出しています。
日本では細野晴臣との交流で広く知られている方ですね。

 新作は寄せ集めの内容にも関わらず『Song Cycle』と同じく、組曲のような壮大な流れを感じさせます。
一方でかの名作にあった若気の至りから生まれた冒険心はなく、従って難解さは一切ありません。
アコーディオン、スティール・パンなどのアコースティック楽器に、
オーケストラ・アレンジを交えたアンサンブルは、
古い映画音楽のように、メランコリックでたおやかな聴き心地。
ラストには「Amazing Graces」も収録しており、オーケストラにギターを絡めた
ヴァン・ダイク・パークス流に仕上げています。

またハリケーン・カトリーナや石油タンカー事故、9.11などの時事問題も取り上げた
メッセージ性の強い歌詞も素晴らしいです。

 日本で言うところの三丁目の夕日的な世界観に社会風刺をまぶしたような内容で、
牙は抜けていないぞ、ということを印象づけられます。
70歳のおじいさんがこんな素晴らしい音楽を作ってくれるとは。感動です。
VanDykeParks.jpg
怖い。昔ながらの頑固親父ってやつですね。


「Black Gold」
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