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Florence + The Machine/ High As Hope

Florence + The Machine/ High As Hope
2018年 イギリス
『凄みで黙らせる音楽』

 2009年から活動しているロック・グループ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン。なかなか音楽性を言葉で説明するのが難しい個性的なグループだと思います。本作での彼らは、ケイト・ブッシュのような自然の大らかさを含む神秘性と、ピンク・フロイドのような宇宙的サイケ・サウンド、クィーンのドラマ性を融合させたような音楽と書いておきます。これまでに3枚のアルバムを発表しており、これで4枚目。
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 主役であるフローレンス・ウェルチの歌唱は、瑞々しい高音を力強く発声しており、相変わらず強力です。キーボード、シンセサイザーの洪水がサウンドの肝となっています。全10曲それぞれが4分台程度でまとめられているのに関わらず、フローレンスの圧力なのか、緩急の激しい構成ゆえなのか、とにかくスケールの大きさを感じさせられます。圧倒される密度の濃さから、只者でない貫禄が伝わってくるわけですが、聴きやすいと言えないのも正直な所。ポップさが後退しているのが要因でしょう。ただしスタジオ音源の迫力で圧倒する力量は本物。キャッチーではない為、日本受けはしなさそうですが、ライブを見てみたくなります。

Florence + The Machine – Hunger
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関連するタグ イギリスロック

Hatchet/Dying to Exist

Hatchet/Dying to Exist
2018年 アメリカ
『ライブが見たくなってくる懐古スラッシュのツワモノ』

 ベイエリア・スラッシュが好きだった。ほどほどに、といった程度で。テスタメントやエクソダス、ヒーゼン、フォビドゥンなどの有名バンドで首を振っていた思い出が唐突に蘇った。

 サンフランシスコ近郊育ち、現在はカルフォルニアを拠点に活動しているスラッシュ・メタル・バンド、ハチェットの4枚目。メンバーの面々はベイエリア・スラッシュからの影響を強く受けたとのことです。
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 ザクザクカクカクとした尖ったギターリフ、金切り声のヴォーカル、マシンガンのように前のめりのリズム隊、野太いコーラス、目まぐるしく変化していく曲調とベイエリア・スラッシュのお手本のような音楽をやっています。途中でドラマティックな泣きのギター・ソロが入ったりして、静パートを挟み込む冷静さもポイント。ひたすら「教え」を守っている印象があり、個性という点では食い足りませんが、求めているファンにとっては期待通りのサウンドでしょう。80年代から90年代に掛けて、西新宿のメタル専門店でスラッシュ・メタルの知られざる名作を求めて、有象無象の輸入盤に手を出していたマニアならば、絶対に気に入るはず。

Silent Genocide
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The Interrupters/Fight the Good Fight

The Interrupters/Fight the Good Fight
2018年 アメリカ
『ストレートなスカ・パンク』

 カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動するスカ・パンク・グループ、インタラプターズのサード・アルバム。これまでのアルバム同様、今回もRANCIDのティム・アームストロングがプロデュースを担当しています。

 女性ヴォーカル、エイミー・インタラプターをフロントに据えた4人組。2011年に結成して以来、メンバー不動で活動を続けており、2010年代のスカ・パンク・グループを代表する存在となっています。
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 レゲエのリズムを取り入れた、キャッチーでノリの良いパンク・サウンドはRANCIDの流れを汲んだもの。折り重なるコーラス、乾いたドラムが印象的なアンサンブルは、切れ味が鋭く、無条件でテンションを上げてくれます。エイミーのダミ声ヴォーカルがカッコよく、アップ・テンポの楽曲にハマっているのもポイント。2分台の楽曲が大半を占めており、一気に駆け抜けるような構成も気持ちいい。

Title Holder
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カンバス/アイランド

カンバス/アイランド
2018年 日本
『5年間練った鉄壁のセカンド』

 福岡出身、現在は東京を拠点に活動するポップ・デュオによるセカンド・アルバム。今回はハピネス・レコードからリリースされています。セルフ・プロデュースですが、先行でリリースされた2曲のみマイクロ・スターの佐藤清喜がプロデュースで参加。まだデュオの面影が残りアコースティックな雰囲気があった前作と変わって、完全なバンド・サウンドになっています。セッション・メンバーにはハピネス人脈である北山ゆう子(drum)の他、今井カズヤ(key)が参加。他、ブラスセクションが付いた楽曲「ラバー」があり。
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 かっちりプロデュースされた印象で、まさしくシティ・ポップな聴き心地。5年という時間を掛けているのもあり、完成度の高い楽曲が揃っています。鍵盤、ドラムが入ることでアコースティックなイメージは無くなっているのが、少し寂しい。演奏部分が強化されており、「惰性」の後半部分で聴くことが出来るアメリカ西海岸ロック系爽やかギター・ソロを筆頭に、小川貴史のギターは強力です。一方の菱川浩太郎も太く小気味よいベースが素晴らしい。さっぱりとした乾いた音色で都会的な雰囲気を演出しているピアノ、ドラムの助っ人二人も申し分なし。最後になりましたが、小川貴史の澄んだ歌声は変わらず、更に安定感を増しています。どっしりしすぎて前作の掠れた感じが、少し名残惜しいくらい。

丑三つ時に君想う
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Enuff Z'Nuff/Diamond Boy

Enuff Z'Nuff/Diamond Boy
2018年 アメリカ
『次に期待』

 パワー・ポップ、メタル・グループのイナフズナフによる通算10枚目。コンピ盤など変則的なアルバムが多いので、通算枚数は曖昧です。
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「新しいブートレグかな」と思わせるチープなデザインがイナフズナフらしくてグー。

 前作発表後、かねてより確執が明らかであったドニー・ヴィーが遂に脱退。作曲面、ヴォーカルをリーダーであるチップ・ズナフと二人で請け負っていた人物だけに厳しい状況です。ドニー脱退後の2016年には『Clowns Lounge』という脱退前のお蔵入り音源を再録したアルバムをリリース。苦いファンサービス振りが印象的でした。

 内容について。まずギターが重い。とにかく殴り掛かってくるようなリフで圧倒されます。分かっていたことですが、ヴォーカルに魅力が薄いです。やはりドニーの深みのあるガラガラ声はイナフズナフの要だった模様。チップのヴォーカルには厚いエコーが掛けられており(これはいつも通りなのですが)、盛り過ぎに感じてしまう。楽曲群は引っ掛かりや転調が少ないシンプルなものが多い。加えてミドルテンポ楽曲が多くを占めており、全体でも単調な印象です。中盤の「Fire & Ice」「Love is on the Line」辺りは、もう一捻りすれば化けそうな予感もありそう。終盤の2曲「Dopesick」「Imaginary Man」はドラマティックで、往年の雰囲気が残っています。

Metalheart
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