映画感想『セッション』

映画感想
セッション
2014年 アメリカ
『休日は映画で現実逃避だ→
現実より厳しいパワハラ映画だった』


 地元に映画館が出来たのは去年のこと。
長らく映画館が無かったので喜んだのだけれども、見たい映画がやっておらず、ずっと行けずに居ました。
最近、ひょんなことから
「毎月1日は割引が適用され、1100円で映画が見ることが出来る」という情報をキャッチ。
これはお得だ。
ここ数か月ライブ鑑賞も日取りが合わず、娯楽に飢えていたので見たい映画も決めずに行ってみました。

 そこで選んだ映画がこれ。
地味目のポスターと、タイトル、そしてジャズ・ドラマーが師匠と出会い・・・・・・
というあらすじの最初の数文字で決めてしまいました。→公式HP
あんまり内容を知ってしまうと映画はつまらないですからね。
まぁ「セッション」というくらいだから、
その師匠と衝突しながらも通じ合い、インプロヴィゼーションもばっちり。
そしてバンドとして成功、大団円みたいな内容なんじゃないかと。(大外れ)

 最初の上映時間(10:30)ということもあり、
「セッション」が上映する7番シアターは閑散としている・・・・・・というよりも誰もいませんでした。
おかげで、ど真ん中のナイス・ポジションの席をゲット出来ました。
昨日、近所の小学校では運動会があったためか、本日は月曜日にも関わらず、
子供連れのお客さんが多いようで、「クレヨンしんちゃん」や「ドラゴンボール」、
あるいは「シンデレラ」辺りが人気だった模様。
すわ貸切か、と思いきや上映時間までには自分を含めお客さんは6人程に増えました。

 映画の内容は、ジャズ・ドラマーとして身を立てることを志す若者が、
音楽学校で過激な指導で知られる教師と出会い、その熱血指導を受けるというもの。

 とにかくそのシゴキがキツイ。
差別用語を駆使した言葉の暴力で屈辱を与え、主人公の若者を追い詰める様は観客の精神を確実に削ります。
自分も前日、上司から愛ある(あるよね?)ほどほどのシゴキを受けていましたのでグサグサ来ました。
早く来い!早く和解シーンを!と中盤までは思っていたのですが、
途中からはさっさとコイツ(教師)を殺してくれ!という思いへと変わるくらいに。

 その思いは報われ、ラストでカタルシスを得ることは出来たのですが、如何せん救済が遅すぎた。
正直、ボロボロな気持ちになってスタッフの方の「おつかれさまでしたー」が
とても身に染みたくらいの状況でした。

 この映画は都会では去年から公開されていたようなので、見た人も多いでしょうか?
そう思いつつ
この記事で興味を持たれた方の為にあまり内容には触れないでおきます。
そのうえでいくつか感想を書いておきます。

①セッションというタイトルから連想するようなバンド感の交信は全く感じられません。
あるのは恐怖政治のみ。「パワハラ音楽教師」みたいなタイトルだったら分かりやすかったかも。

②主人公が惚れる映画館の彼女がかわいかった。

③テーマは「いい音楽を生み出すにはこれくらいの狂気が必要なのだよ」みたいなことだと思うのですが、
さすがにそこは共感しかねる所。

ただ歯ぎしりしながら存分に楽しんだことは確かなので、
是非皆様にも見てもらいたいと思います。
上司に怒られた次の日に観ることはお勧めしません。
カップルで見るのもオススメしません。自分の回では
中盤でカップルが席を立ちました。
(ハッハッハッ・・・・・・ではなくて、そうなるということです。)

映画館はきれいで良かったと思います。
また気になる映画が出来たら行こうかな。
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