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ライスボウル/きらめき

ライスボウル/きらめき
2010年 日本
『サニーデイを彷彿、だけじゃない』

 ローズ・レコードから曽我部恵一プロデュースでリリースされた
サニーデイ・サービスのフォロワー。
と書いてしまうと身も蓋もないけれども、事実そんなアルバムです。

 ライスボウルはトリオによるバンドで、本作が唯一のアルバム。
現在はリーダーがソロ名義で活動しています。

 最初に端的な結論を書いてしまいましたが、
もちろん彼等ならではの特徴、魅力があります。

 まずノスタルジックな題材によるメロウなバラードを得意としたグループであること。
サニーデイ・サービスは青春、という感じですが、
こちらは過ぎ去りし青春、という感じ。
この辺りはメンバー(だと思います)の子供時代をあしらった
アルバム・ジャケットからもうかがい知れます。

 また、サニーデイ・サービスに影響を受けた一方で、
彼らほどに70年代の日本語ロックへの傾倒が露骨ではなく、
フォーキーで素朴なバンド・アンサンブルも特徴。

 そしてジェントリーな歌声もセールスポイント。
発声がはっきりしているのも素晴らしい。

 発表当時も今も絶滅危惧種になりつつある、
青臭さ満点の日本語ロックが楽しめる貴重なアルバム。
先に書いたように既に解散してしまいましたが、
リーダーである毛利氏の次の活躍に期待したいです。

「虹娘 」
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原田茶飯事&Expresso CANSAI/mammoth happiness

原田茶飯事&Expresso CANSAI/mammoth happiness
2010年 日本
『自主盤を聴く 第2回』

 自宅に眠っている自主盤CDを掘り起こして紹介しよう、というコーナーの第2回です。
今回もご本人にわざわざ送っていただいたCDを、ビクビクしながらレビューしてみます。

 まず、自分が好きだった7人組トロピカルポップスバンド、クリームチーズオブサンが解散。
そのリーダーだった原田茶飯事のソロ活動(拠点を関西から都内に移しています)
をチェックする際、その作品群を自主盤として自身のHPなどで通販していたということ。
そして何枚か購入していたのですが、本作は2010年の作品になります。

 当時、覚えているのは「前のアルバムも買っています、
新作まだチェックしていませんでした、楽しみにしています。」
みたいな挨拶を書いて申し込んだところ、
おまけとして自分が持っていなかったシングル盤も付けてくれたこと。
音源はミュージシャンにとって大切なものなのに、
おまけでつけてくれるなんてありがたいことです。
そしてもう一つ。
アルバムが到着後数日が経った頃、阪神大震災が起きたこと。
当時、本作ともう一枚自主盤を購入していた(これもいつか書ければ)のですが、
両方ともしばらく聴かなかったのを覚えています。

 さて、そんな本作の話をする前に彼の音楽性について。
ソロ活動後は弾き語りでの楽曲制作をしています。
音楽性はボサノヴァを始めとするブラジル音楽の影響を感じさせる爽やかで内省的な
アコースティック音楽。

 そんな彼ですが、本作では前作「かなしみの茶飯事」と対になる
タイトル「mammoth happiness 」(ファンだったのかな?)が冠されており、
バンド・サウンドを導入しています。
そして録音を再び関西(京都)でしていることもポイント。
原点回帰、心機一転の意図が感じられます。

 幸福感をテーマにしているということで、確かに明るい雰囲気の曲が並んでいるのですが、
それ以上に渋く温かみのあるジャジーなアンサンブルが印象的。
クリームチーズオブサンほど弾けていないもののいい意味での緩さは共通しています。
それはラリーパパ&カーネギーママにも似た味わい。
かつてクリームチーズオブサンで顕著だったグネグネと捻ったメロディーも、
華やかなバンド・サウンドとなったことでより際立っています。
ボーナスの弾き語り音源も、アルバムとは趣を変えて楽しめるうれしいサービス。

 久しぶりに聴きましたが29分でサクッと聴けるいい音楽でした。
ぼやぼやしているときのBGMとして最高。

「懲りない2人」
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砂場/旋律

砂場/旋律
2010年 日本
『日本人の本能に訴え掛ける叙情派ロック』

 先日自主盤をレビューした砂場の、現在唯一流通しているデビュー作。
長野出身、トリオ編成のロック・バンドです。
この時点でメンバーが東京と名古屋に分かれており、
それぞれの拠点で遠距離バンド活動をしていたようです。

 既に音楽性については述べておりますが前回の記述を貼っておきます。

昭和フォーク、歌謡曲を彷彿とさせる人情味あるメロディーを
ノイジーなギターが特徴的な
叙情的なロック・サウンドで聴かせてくれます。
アンサンブルの質感はオルタナティブ・ロックの影響が強いです。

 目玉はヴォーカルで、
情熱的な泣き虫ヴォーカルはまるで粘りつくかのような独特の質感があります。
おかず多めでグルーヴィなリズム隊、
ダイナミックなギターによるアンサンブルも魅力十分。
適度に隙間が出来るトリオならではの味わいがあります。
また録音は、荒く生々しくされており、臨場感抜群で楽しむことが出来るのもポイント。

 そして歌声と並ぶ魅力である叙情的なメロディー。
ライヴで長年練りに練ってきたものを収録しているだけに素晴らしい充実度です。
疾走するドラマティックなロック・ナンバーもいいですが、
おセンチな魅力が詰まったバラード・ナンバーでより真価を発揮しています。
ただしオープニング・ナンバー「旋律」は別格に素晴らしい出来。
ドラマ性、昭和フォーク然としたセンチメンタリズム共に最高潮に到達している名曲です。
「旋律」の素晴らしさは語りすぎたので、今日はバラード・ナンバーをどうぞ。
久しぶりに聴きましたが、やはり素晴らしいアルバムでした。

「黒い猫と白い猫」
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